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開発ツールビジネスの再生に格闘。マーケティングの視点で解説

開発ツール事業分離の発表をきっかけとして...

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このたびオルタナティブブログに参加させていただくことになりました藤井です。よろしくお願いします。

私がオルタナに参加させていただくことになったのは、会社の開発ツール事業分離の発表がきっかけです。ボーランドという会社は、開発ツールの老舗としてご存知の方も多いかと思いますが、ここ数年は、アプリケーションライフサイクル管理系の会社に脱皮しようとしていました。そこに、開発ツール事業の分離。この決断は、お客様にはもちろんですが、私自身も「寝耳に水」でした。とはいえ、状況が徐々に明らかになり、分離する開発ツール事業そのものにとっては、原点に帰るよいきっかけ(あるいはラストチャンス)なのだろうと理解するようになりました。しかし、ことが事業分離や買収にかかわることなので、ローカルオフィスからはなかなか情報を発信することもできず、ユーザーの方にご心配をおかけする結果になってしまいました。

私自身は、ここ数年マーケティングから離れ、お客様に情報を発信するという立場にはいませんでしたが、今回の分離発表を受けて、5月からその分離されていく渦中にある開発ツール部門のマーケティングを担当することになりました。数年ぶりの現場復帰(?)ですが、私は、これまでと同じことをやっていたのではだめで、原点に帰って、かつ大きく変わらなければならないと考えています。そのひとつが情報発信で、決まった結果だけを公式発表として伝えたり、会社の仮面をかぶって匿名でコメントするのではなく、もっと個々人が生の自分の考えを述べるべきだろうと思っています。開発ツール事業分離についての情報不足、会社に所属する個人として考えの発信、そういったことがこのブログですこしでもよい方向に向かっていけばと考えています。

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ということで、しばらくは開発ツール事業分離に関して、進捗の報告だったり、自分が関わる仕事についてだったり、その中での考えなんかを書いていくことになると思います。米国本社のDevCoチーム(開発ツール事業を引き継ぐ新会社を仮称DevCoと呼んでいます。「でぶ子なんて社名だったら絶対辞めてやるー」と宣言している社員もいますが、絶対仮称止まりです。保証します)では、事業分離の進捗を結構オープンにブログに書いたりしていますので、私も日本側の進捗を可能な限り報告させていただきたいと思っています。

とはいえ、仕事の話題ばかりでは面白いブログにはなりませんので、時々の話題や個人的な興味についても触れていきたいと思います。

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