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処方箋は必ず自分で確認してダブルチェックをせよ

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皆さんは病院に行って処方箋をもらった時、その内容を確認していますか?

私は、妊娠するまで、処方箋に目を通したことなどなかったのである。
医療のプロでもない私が、処方箋など見たってわからないと思っていたので。

ところが、ところが、である。
処方箋は絶対チェックするべきなのである。
医療のプロではなくても、医者から直接話を聞いている患者である私たちだからこそ、発見できるミスがあるからだ。

チェックすべきタイミングは2回。
①病院で処方箋をもらう時。
②薬局で薬をもらう時。

以下経験談をいくつか紹介する。

医者が言っていたことと処方された薬は合っているのか?

<某産婦人科にて>
私が処方箋を今後チェックしようと思ったきっかけの事件である。
薬局で渡された薬(抗生物質)が、医者が診察で出すとおしゃっていた薬(胃腸薬)と違っていた。

薬局はこれで問題ありません(妊婦が飲んでも大丈夫な薬です)と言う。だが、医者は確かに胃薬を出すと言ったのだ。すったもんだの末、薬局から病院へ電話してもらった。
医者曰く、「プルダウンメニューから薬を選ぶ際に、ひとつずれて、同じ頭文字で始まる違う薬が選ばれてしまった」ひゃ~!(コンピューター化されていなければ起きないミスだ)

流石に全然関係ない薬が処方されていたら、薬局もおかしいと思うだろうが、その抗生物質はたまたま以前処方されたこともあったので、誰も気がつかなかった。

薬の名前は全く覚えていなかったのだが、薬局の「抗生物質です」という説明で気がついた。

<某小児科にて>
喘息持ちの息子を連れて毎月行くのだが、前月に「来月はこういう薬を出しますよ」と言われたことと、当月に実際にもらう薬が違う。状況が異なったから違う判断をするのならよいのだが、どうやら先生は前月言ったことはすっかりお忘れのようだ。
こちらは愛する息子、先生からはあまたいるそれもさして重症でない患者、病気に対する真剣味が全然違う。

こう書くと先生個人の資質と思われるかもしれない。確かにそれは大いにあるのだが、医者が判断したことのダブルチェックが医療現場は効きにくい。

「薬を減らしますよ」と言われて、倍の薬が処方されていたこともある。受付で気がついて、その旨言うと、疑わしそうな目で見られて、「ちょっと待ってください」と言われた。医者は患者にしか自分の判断を話していないし、受付からすれば以前の薬と同じものを出されているのだから矛盾に気がつかない。

処方箋通りに、薬が渡されているのか?

<市販薬>
同じ薬名で容量の違うものを渡されたことがある。その会社の薬は、容量で袋の色が違うので、すぐ気がついたからよかったが。(会計係は気がつかないのね)
その薬局は以前、お薬手帳と照らし合わせて、先生の処方箋の間違いに気づいてくれたこともあったので恩義に感じていたのだが、残念。

<調合薬>
調合薬でその濃度が違うことがあった。
長いこと使っていた調合薬のある薬の濃度を先生が下げたのだが、前回と同じものが調合されていた。
私は、「やった~薬が減ったぞ!」と喜んでいたので、調合薬とはいえど、すぐ気がついた。
市販薬は間違い防止に色が違うことが多いが、調合薬は一見ではわからないので要注意。

私の運が悪い(病院も薬局も変えよ)とも言えるが、たぶんこの手のミスはそこそこの確率(私はもう4,5年、毎月2~3回病院に行く)で起こっている気がする。
どの薬も命に別条があるような致命的な間違いではないので、本人(または保護者)がチェックしなければ、気がつかない。

もちろん、このようなミスが起こるべきではないと思うが、ミスは絶対0%にならないし、医療業界に提言するほどの気概もない。

ちょっと気をつければ、自分でミスが防げて、患者の私たちが不幸にならないよ、と言うことだ思ってほしい。

チェックするポイントは3つ
①医者から言われたことが処方箋に載っているか目で確認
②薬局で渡された薬は処方箋通りか目で確認
③薬局の説明が医者の説明と同じか耳で確認

もしかして、みなさん、既にやっているのかしら?(これって常識?)
自衛のためにも是非、お試しあれ。

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