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言葉で伝えたいことをVisualで伝える

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「舞踊について書くということ」という講演を先日聞いたのだが、あぁ、私の仕事もそういうことなのかなぁと思ったことがある。

「一般論でいう知性という意味では決して高くなくても、舞踊という特定の世界における知性が抜群に高い人が存在する。だが舞踊における知性が高くても、一般の人に、言葉で、舞踊の知性を伝えることがなかなか難しい。私は、舞踊の演技者が表現したかったことを言葉で伝えることに使命を感じて、この仕事をしている」

アークコミュニケーションズではグラフィックデザインのサービスを行っているが、デザイナーは、お客様が表現したい事を視覚を駆使して伝えることに使命を感じて仕事をしている集団だ。

私自身は残念なことにデザイナーの経験はないが、お客様とデザイナーとの間の通訳者になれたらいいなぁとはいつも思っている。

先述の舞踊評論家のように、「デザイン知性が抜群に高くても、一般の人に、言葉でデザインの知性について説明することはなかなか難しい。私は、デザイナーが視覚を通して表現したかったことを言葉で伝えることに使命を感じて、この仕事をしている」と言いたいところだが、実際のビジネス上のニーズはもう少し違うところにありそうだ。

実はお客さまが発する言葉のメッセージは、意外にあいまいで抽象的なことが多い。あまり深く考えていなかったのでうまく自分の考えをまとめることができない、ということもあるし、深く考えているのだがそれを言葉でどう表現したらよいのかわかならいということもある。

長々となってよいので、言葉を使ってお客様のやりたいことをもっとデザイナーに明確に伝え、デザイナーがシンプルにビジュアルでお客様のやりたいことを実現させるという感じでしょうか。日本語から日本語の通訳は難しい。。。

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