オルタナティブ・ブログ > Empowerment blog >

どうしたらネットで力づけられたり、助けられたりするのでしょう?コミュニケーションを観察します。

mixi読み逃げは相手が「人」に見えるから?

»

mixi読み逃げの記事を読んで、自分の訪問履歴(足あと)をつけておきながら、コメントやメッセージを書き残さないことが非難されるという現象に既視感が‥小中学生のユーザが多いあるサイトで、知らない人からのアクセスを異様に嫌がるアレだ。単に読んで何も書かかないと、「読み逃げ」呼ばわりされ、マナー違反だとか非常識だとか言われるようです。

そういえば私も、身に覚えがあります。友人に恋人が出来たというので、どんな人だろうなとmixiで訪れたら、もともと面識がなかったということもあって訝しがられてしまったのでした。

ネットに公開している時点で、誰から見られてもいいということじゃないのかしらと思うのですが‥「読み逃げ」を嫌がる理由には、Linkability(関連付け)があるのではないでしょうか。

一般のサイトやブログでも、アクセスログを見れば、IPアドレスやブラウザ、そして何度目かの訪問かも分かりますし、それでなんとなくこの人だな?と予想がつくこともあるでしょう。これがハンドルと関連付けられることで、訪問「者」がより明らかになり、「人」が訪問しているという感覚が強くなると考えられます。しかも、そのハンドルをクリックすればさらに関連付けられている情報(mixiのプロフィールや日記、自分のサイトやブログなど)があれば、よりリアルな「人」がイメージされるのではないでしょうか。

リアルな「人」が、しかも自分の知らない「人」が自分の日記を読んでいる‥という感覚に対しての抵抗感、という解釈もできるのではないでしょうか。

Comment(3)