重要なのは定義ではなく中身では ~第2回 某セミナーを参加して思うこと~
先日、ある記事を拝見して『重要なのは定義ではなく中身なのでは』というブログを
前回『重要なのは定義ではなく中身なのでは ~某Web2.0に関する記事を読んでの
感想』を書きましたが、今回は金曜日に開催された『CGMプロモーションの新潮流 vol.1』
というセミナーに参加して改めてビジネスで重要なのは定義ではなく中身ではと感じ
ました。前回ブログの続編として今回のブログを書いてみます。
きました。同セミナーは、株式会社EA主催のセミナーで、エニグモ及びナレッジパーク、
角川クロスメディアがそれぞれのサービスについて語るセミナーでございます。
今回のセミナー小生が個人的に関心を持つバズマーケティングに関してサービスを
提供する注目事業者が公演するセミナーであったので参加しました。
いずれの事業者も『Web2.0がなんぞやという話』ではなく、ネットワーク化されたサービス
をもとにどのようなサービスを提供していくかという話を聴くことができました(営利企業
でありますので自社のサービスをアピールするのでは当然の事ですが)。
エニグモさんはプレスブログについての詳細についてお話されていました。プレスブログ
はブロガーに広告主のブログを配信するサービスで、現在10万人を越すブロガーを
います。サービスをPRしたいクライアントは詳細の条件(ターゲットや特定の掲載
文字・画像を条件にする、ブログ自体が広告か広告でないかの選択ができるなど)
を設定できるほか、エニグモ自身もブログ炎上対策にベタな部分から社員一丸と
なり努力している印象を受けました。
その他、ナレッジパークさん、角川クロスメディアさんからの話がございました。
特にナレッジパークさんのビジネスモデルは面白かったです。ご存知の方も多いかも
しれないですが、同社ではCamCamやViViなどの読者モデルを管理している事業者で、
現在は読者ブログを利用して、バズマーケティングビジネスを展開している事業者
です。読者モデルというF1層にとってインフルエンサーになりうるブロガーを活用し、
プロモーションビジネスを提供している事業者です。プロモーションを行うにあたって
カリスマブロガーがブログを執筆しております。ブロガーによっては月間のPVが
25万以上あるものもあり、強烈なメディアであると感じます。さらにターゲットとマーケット
がF1層と明確であるので、事業者としては更に魅力です。この事業者ではティアラ
ガールという雑誌も発刊しており(年間10万部程度)、雑誌とメディアさらにブロガー
というコンテンツも持ったすごい会社だなと感じました。
上記バズマーケティングについてのテーマは別途詳しく、ブログで書きます。
今回話したかった内容として共通して言えるのは『Web2.0』という定義ではなく、いかに
クライアントに響く、そしてWeb閲覧者に見てもらえるインターネットサービスを提供
するという基本的なことではないかなと思います。
自身でもサービス企画の経験がございますが、実現に向けては様々な困難があり
ます。協業してサービスを行うのであれば『Win-Win』の関係にいかにできるか、
そしてビジネスが『利益が出るサービス』なのか、『ビジネスが実行可能』なビジネス
であるのか、『ビジネスのカットオーバーの準備をしていく中で必ず出て来る問題点を
どう落とし所を見つけ解決していくか』、そして一番重要な点として、『クライアントに受け
入れられる良いサービスなのか』。1つのビジネス考え、実現するだけでも簡単にこれだけ
の問題が出てきます。
現在、どのようなビジネススキームが出てくる中で、今回のセミナーはビジネス上
大変参考になりました。ちなみにナレッジパークはサイバーエージェントと提携して
おり、改めてサイバーエージェントのビジネスセンスの良さを痛感しました。
ただ、こうしたビジネスが『Web2.0的じゃない』という一言で片付けられてしまわない
ことを祈ります。本当に大切なのは、クライアントにとって良いビジネスモデルを生み
出すことなのでは・・・
そしてその裏には大変な努力があるのだと思います。。。
第1回、第2回と重複する内容ですがインターネットビジネスを考えるにあたっての
自身が考える重要なものを書いてみました。
【参考】
株式会社エニグモ:http://www.enigmo.co.jp/
株式会社ナレッジパーク:http://www.k-park.com/
株式会社角川クロスメディア:http://www.kxm.co.jp/