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「Twitter でゴルフ実況」が流行る?

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週刊東洋経済が"Second Life"について大々的な特集を組んだのが、2007年7月のこと。それから2年の月日が流れ――徐々にですが、Twitter について触れた記事が同誌にも載るようになってきているようです。いま発売中の10月3日号でも、意外なところでその名前が登場していました。

Twitter が登場していたのは、元マイクロソフト日本法人社長の成毛眞さんが連載されている「ゴルフざんまい」というコラムの中。今回のタイトルは「テレビのゴルフ中継にモノ申す」というもので、まったくIT色を感じさせないものだったのですが、その中に次のような一節がありました:

僕が怒っているのは、プロゴルファーに放送権料が入らないことではない。タダなのに放送時間が短いからなのだ。たとえば、9月3日~6日まで行われたフジサンケイクラシックはメディアの冠試合であるにもかかわらず、3日目は1時間15分、最終日でも1時間30分だ。しかも、放送のほとんどはビデオによるダイジェストである。にもかかわらず、関東での最終日の視聴率は12.9%もあったのだ。

テレビはもはやライブメディアとしての役割も商売も放棄したようなので、パソコンをALBAのサイトにつなぎっぱなしにしていた。石川遼の情報しかアップされないのが残念なのだが、すくなくとも1打ごとに速報される。情報のアップデートは1分ごとだ。

(中略)

ところがである。15ホールあたりでこの1行ネット中継がサスペンドされたのだ。テレビ番組が始まるため、瞬時に結果がわかるネットに圧力がかかったのであろう。テレビ局はゴルフ中継ではなく、ゴルフバラエティを作りたかったのだ。

うちでも父親がゴルフ好きで、よくテレビ中継を見ているのでこの様子は想像できます。流石にネットも立ち上げて両方確認しながら、ではないのですが、テレビ中継のひどさについてはよく愚痴をこぼしています。例えば、番組放送時間が確定している上に録画中継であることが分かっているので、番組終了時間と放送中のプレー内容からだいたい結果が予想できてしまうのだとか。であれば、成毛さんの仰る「ゴルフバラエティ」を作ることにも、テレビ局は失敗していると言えるでしょう。

さらに成毛さんはこう続けます。

既存メディアがその役割を放棄して自滅するのは一向に構わないが、ネットの前に立ちふさがるのだけはやめたほうがよい。そのうちに YouTube や Twitter を利用して、一般人がグリーンから中継しはじめるであろう。

ここでいきなり Twitter が登場してきたので驚いたのですが、確かに仰ることには一理あります。実は日本ゴルフ協会や男女のプロ協会が主催する公式戦以外で、放送権料契約が結ばれる試合は基本的にはないのだとか。しかも今年は公式戦である日本プロゴルフ選手権の放送権も値切られてタダになってしまったとかで、「一般人がネットで情報を流してしまうと権利金が入らない」という懸念はないわけですね。マナーの問題は残るでしょうが、そこさえクリアできれば、確かにゴルフは「Twitter 実況」に向いているスポーツと言えるかもしれません(成毛さんが紹介されているALBAの中継でも、「注目の第1打目は左のラフへ」のように、まさに Twitter 的な短いテキスト情報が主体だそうです)。

そういえば、Twitter のユーザー層は比較的年齢が高いという結果が出ていますし。Twitter の知名度がもう少し向上すれば、「ゴルフ系 Twitter ユーザー」のグループも登場してくるのかもしれません。テレビ局にはオフィシャルアカウントを立ち上げる、ぐらいの努力を期待したいところです。

……Twitter ネタなので、久しぶりに僕の Twitter アカウントも宣伝しておきましょう。名前と同じ@akihitoになりますので、こちらでもどうぞ宜しくお願いします。

< 追記 >

@xiaomatz さんから情報を教えていただきました(ありがとうございます!)。タイムリーなことに、こんな試みが行われるようです:

JGA ゴルフ3大オープン特集・あらたにす > 日本女子オープン > 追っかけツイッター

「JGA3大オープン特集」では、決勝ラウンドが開催される10月3日(土)、4日(日)に、ツイッターを使って注目選手のテキスト速報を行います。ボギーやトラブルショットの裏側には?、スーパーショットの瞬間など、スコアではわからない選手の「今、何してる?」を「追っかけツイッター」で観戦しま しょう!

アカウントは「あらたにす」のもの(@allatanysjp)が使われるようです。注目ですね。

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