「走れ！プロジェクトマネージャー！」

　電車の中で、他人にぶつかったり、人の足を踏みつけても何も言わない。喫茶店の中で、大声で携帯電話に向かって話している。
　こういったことをするおじさん、おばさんを評するときに「年をとると感覚が鈍るから」という話を聴くことがあります。それって本当なの？と思った次第です。
　で、気をつけていると、電車の中でわざと人にぶつかっていく高校生もいますが、たいていの場合はおじさんかおばさん。人にぶつかるのですから、気づかないはずはないと思うのですが。日本では「Excuse me」を言う習慣がない、と言いますが、どうやらそれとは別問題のようです。
　私の場合、人にぶつかることは気持ちが良くないので、必ず謝るようにしています。「あ、すいません」の一言で済むので。

　私個人的には、本当は気づいているのに、気づかない振りをするのがうまくなっただけのような気もします。
　ビジネスの現場に戻ってみると、プロジェクトが過渡期に来ているのに、我関せずの人がいることがあります。周りがどういう状態か、を気づいていない（あるいは、気づかない振り）。
　ご自身のポジションが安定しているとでも思っているのかも知れませんが、より多くの仕事を抱えたくない、といったことが理由なのかな、と思ったりもします。

　年をとると、熱いとか、冷たいといったことに鈍くなると言いますが、いわゆるおじさん、おばさん（40代、50代）は、そういう年代でもないように思うんですよね。「近頃の若い者は・・・」などと講釈をたれる前に、自分自身を振り返る習慣のある人間でありたい、と思う、今日この頃です。
　皆さんの周りではどうでしょう？