2009年12月
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2007/12/28
僕の10大ニュースなどは皆さんにとってつまらないと思いますので、僕が読んだ本を振り返って今年最後の出社日としたいと思います。ただ読んだ本に、順位を付けることが出来ませんので、ランダムに記載したいと思います。
<サーチアーキテクチャ>
みずほ情報総研の吉川日出行さんの著書です。副題は「さがす」の情報科学、となっていますが、「さがす」「検索する」をここまで突き詰めた本は他にはないのではないでしょうか。正直申し上げて、マニアの領域です。(笑)
インターネットを使うようになり、Yahoo!、そしてGoogleなどで検索するようになって、僕たちの仕事はずいぶん楽になった気がしています。ただそれは時折「気がしている」だけで、実は検索ばかりしているときがあるのではないかと思います。
探すことが簡単になったがゆえに、余計なものまで探していたり、なかなか本当に探したいものを見つけるキーワードが浮かばなかったり。
この本は「さがす」ということをとことん突き詰めており、本当に勉強になった本です。
<北京炎上>
上海生まれの水木楊さんの小説です。あまり小説を読まない僕ですが、この本はあっというまに読み終わってしまいました。
1989年6月4日に天安門事件があったわけですが、その20年後もう一度天安門事件が起きる、というストーリーです。ハラハラしながら読める、中国を知りたい方向けの1冊です。
<ソフトバンク「常識外」の成功法則>
元ソフトバンク社長室長の三木雄信さんの著書です。この本はうちの会社でずいぶん売れたと思います。(笑)冗談はさておき、孫社長のそばで仕事をするための仕事術と言って良いのだろうと思いますが、これは別に孫社長に限った話ではありません。
一流の社長(一流企業のことではなく)と一緒に仕事をすると、身体がいくつあっても足りない、という話を聴くことがあります。人の倍働くのは、長時間頑張れば良い。しかし、人の3倍、5倍は無理です。そのためには、仕事のやり方そのものを考え直す必要があるわけですね。そんなことを知ることが出来るのではないでしょうか。
<プロフェッショナルアイデア>
博報堂の小沢正光さんの著書です。この本の冒頭に「プロのアイデアは思いつきではない」と書かれています。まさにその通りだと思います。一つのアイデアを出すのに、何通りも、前出の三木さんが著書に書かれているように、1000のアイデアをひねり出し、その中からたった一つを選び出す作業があるわけですね。だから面白いし、すごい。
その1000のアイデアを年に何度も出すためには、思いつきではとても持ちません。そのためには、練り上げる場が必要であり、そのためには使うべき言葉、使ってはいけない言葉をきちんと考え、頭に置きながら考え、話をしていく。それを本当にきちんと書かれている本です。何度も読み返しています。
<ファシリテーター養成講座>
チェンジマネジメントコンサルティング代表であり、Riverside Partner's代表でもある森時彦さんの3冊目の著書です。実は森さんにとって、あまり本意ではない出版だとのことでした。理由は、何度も校正し直す時間がなかったからだそうです。ですが、この本にはいくつもの事例が載っており、自分が使うときの参考になる話がたくさんあります。
また、「すべし」と「すべからず」が載っていることで、ファシリテーションを概念で理解している方にも、きちんと文字で落とし込まれていることが役立つと思います。
<成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝>
うちの社長の写真が帯にあったので、つい手にとった1冊です。(笑)
世界一大きなハンバーガーチェーン、マクドナルドを率いたレイ・クロック氏の自伝です。自伝なので、彼の過去全てが書かれているわけですが、考えの根底、発想の豊かな人は、いつの時代にも気付くポイントが違うなぁ、と感じる本です。
巻末には、うちの社長とファースト・リテイリングの柳井会長の対談が掲載されています。
<佐藤可士和の超整理術><SAMURAI佐藤可士和のつくり方>
最後は佐藤可士和さんの書籍2冊です。(正確には1冊はマネージャーであり奥さんである佐藤悦子さんが書かれた本です)
この本はもっと早く出会いたかった。佐藤可士和さんという方は、NHKでも拝見したことがありましたが、佐藤さんの頭の中身の一部が分かるのはこれらの本ですね。
超整理術も、文字通り「整理」の本かと思っていたのですが、物やデータ、そして情報を整理することで何が産まれるのか、なぜそこまで整理にこだわるのか、がきちんと体系立てて(これも整理されていて)理解できるように書かれています。
奥さんが書かれた本も、最初に「SAMURAIは私と彼のプロジェクト」と書かれていて驚いたのですが、読んでいくうちにどんなことをされているのか、それはどういう意味だったのか、が紐解けていきます。
2007年最後の出社日。10冊でもなく8冊のご紹介。ベストという書き方でもなく、8冊を羅列してみました。
インターネットの時代にあっても、売れる本というものはあります。それはまさにデザイン力なのではないかな、と感じています。仕事をデザインし、プロジェクトをデザインし、そして自らがイメージしたデザインに近づけていく。これこそがプロジェクトマネジメントの本質であるような気がしています。
プロジェクトはまだまだ続きます。年末年始も書くかも知れませんが、恐らく呑気なネタになるでしょう。真面目な話は今日まで、だと思います。
また来年も悩みながらブログを続けたいと思っています。来年も、よろしくお願いいたします。
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コメント
1年間楽しく拝見させていただきました。
ありがとうございました。
大木さん、私もいつも楽しみ読ませてもらっています。今年は、お恥ずかしながらあまり本を読まなかった1年でした。ムラがあるんですよね。その中で、「成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝」は読みました。ちょうど会社を造ろうと思っていた時期なので、とても参考になりました。
>htakanoさん
ありがとうございます。来年もよろしくお願いいたします。
>itomanさん
ありがとうございます。
来年はぜひミーティングなどでご一緒したいですね。
大木さん、書籍トップ10、興味深く拝読させていただきました。ただ、
「僕の10大ニュースなどは皆さんにとってつまらないと思いますので、」
とおっしゃっていますが、私を含めて皆さん、興味あると思いますよ! 東京フォーラムがその中に入るにはちと苦戦しそうですが!?(上半期のイベントはもう大昔の感じですものね)
とにもかくにも、今年もお世話になりました。良い年をお迎えください!
大木さん、拙書のご紹介どうもありがとうございます。
また今年1年いろいろとお世話になりました。来年も引き続きまして、よろしく御願いします。
>野菜さらださん
確かに2月のことは、大昔になってしまいますね。(^^;
来年もよろしくお願いいたします。
>yoshikawaさん
いえいえ、本当に勉強になった本です。献本ありがとうございます。
来年もよろしくお願いいたします。
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【定点観測】番外編:2007年オルタナティブ・ブロガーはてブ数ランキングTOP30発表(ナレッジ!?情報共有・・・永遠の課題への挑戦)
今年もあと残すところは2日。年末と言うことで、既にいろいろな人が振り返り記事を