「走れ！プロジェクトマネージャー！」

　元ソフトバンク社長室長の三木雄信さんが、2冊目の著書を出しました。
　プロジェクトマネジメントという言葉が日本に浸透してからずいぶん経ちますが、PMBOKに書かれているのは「うまくいく例」みたいなものです。あくまで教科書なので、実用例、特に日本社会でのプロジェクト実践術は見あたりません。
　とはいえ、プロジェクトを任された場合、何とかやり遂げたいわけです。しかし、人もお金も時間も、全てのリソースには限りがあります。特に時間。半年間のプロジェクトを、毎日徹夜するわけにはいきません。むしろ、最短で終わらせて、体力を持続させることが重要です。いわゆる、自己管理ですね。
　
　この本では、スケジュール管理、目標設定、可視化、地上戦、検討などいくつかの場面で使えるA4資料について書かれています。
　プロジェクトの現場で、資料が多すぎる、なさすぎる、空中戦になりがち、といった問題を抱えておられる皆さま、ぜひ実践してみられてはいかがでしょう。