「走れ！プロジェクトマネージャー！」

　今年何度も来ている北京ですが、昨日到着した際に「えっ？」と思ったのが、空の青さです。北京も上海も、気温に関係なく空はどんよりしたイメージだったのですが、昨日は青空でした。
　オリンピックに向けて、色々な施策が打たれていると聞いています。もちろんその中には、立ち退き問題（参照：NHKスペシャル 激流中国）も起きているようです。
　1964年に行われた東京オリンピック。その前年にあたる1963年の日本に似ているんじゃないか、という方もいます。その方の説では、違うのは携帯電話とインターネットの普及だけ、と。
　そこまで極端ではないかも知れませんが、発展途上であることには違いないでしょう。日本のマスコミが、中国の食品、製品が如何に悪いかを報道することに白熱するあまり、日本のお茶の間（死語？）にいると実情を知ることが出来なくなってしまいます。
　昨日聞いた話で驚いたのは、（日本やアメリカで報道された）アメリカの巨大オモチャ店に納品された中国のオモチャから鉛が出てきた話。僕もなぜ鉛が出てくるのかは分からなかったのですが、元々はアメリカのオモチャ店からの指示（設計）に従って作ったということでした。
　顧客が設計したものに従ってどんどん生産していたら、ある日突然だめ出しをされた中国のおもちゃ製造業者。その工場は既に廃業に追い込まれたようです。
　発展途上だった日本は、どんな状態で、どんな苦労をしていたのかを知りたくなった今日この頃です。