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2007/08/23

自分がされたら、どう思うか

社会
 

 最近の中国食品に対する報道を見ると、中国では何も食べてはいけないように見えてきます。中国で日本人が生活するのは無理、といったような。
 しかし、実際中国には多くの日本人が住んでいます。また、日本人が食べてはいけなくて、中国人が食べても平気とは思えないところでもあります。
 確かに中国では、少なくない問題が生じているのは事実です。中には酷いものがあり、その一方で段ボール入り肉まんのような捏造報道まで出てきており、何が良くて何がダメなのかさえ掴みにくい状況です。
 しかしその中で、事実を報道することを義務とするメディアが、おもしろおかしく、タブロイド紙状態で報道するのはいかがなものかと。
 あるニュースでは、光化学スモッグで野球のボール(フライのとき)が見えなくなる、とありました。んなわけあるかい、チッチキチー!です。たかだか、数十メートル離れたボールが見えない、ってどんな状態?それはないですね。
 このニュースでは、選手が外食しない、と言っていたとありますが、誰が言ったんでしょうね?外食しないで、どこで食べるのでしょう?宿舎も中国のホテルですし。大会2日目の夜には、北京市内の日本食レストランで決起大会を開いたそうです。日本食だから大丈夫、というものでもないでしょうし。
 あれもだめ、これもだめといった報道をやり過ぎていることで、中国に進出している日系の加工食品を取り扱う企業が困っています。僕がお会いした企業の方も、日本で信頼のある新聞社を含めたマスコミが、あまりに調子に乗った報道の仕方をするのはいかがなものか、と仰っておられました。
 これは日本国内でもそうですが、不正を行った企業が倒産するまで叩き続けているのを見ることが多いです。マスコミは、一度不正のあった企業を潰すことが目的なのでしょうか。
 確かに、悪いことは悪い。しかし、経営者が変わって軌道修正することすら認めないのは、ちょっと違うのではないかな、と思います。まして中国の場合、ちゃんとやっている企業の存在さえも認めないようになってしまいます。
 マスコミの存在意義と責任。ぜひ考えて欲しいものです。子供の頃に、親に言われたことを思い出します。
 
    「自分がされたらイヤなことは、人にもするな」

kumaboo

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