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2007/07/17

思いこみ症候群?

ビジネス
 
社会
 

 前職の頃に、あるプロジェクトに参画した際のことです。とあるメンバーが、業務フローのたたき台を作成しました。たたき台であるので、他のメンバーたちがたたき台を叩き、業務フローをブラッシュアップしようとしたのです。
 ところがたたき台を作成した彼は、たたき台を作った自分が否定されているように感じたようです。その後、成果物を提出することを拒否するようになってきました。提出してこなくなったのです。
 本人に色々聞いてみたところ、「自分が作成するとみんなで否定する」と言うわけです。たたき台を叩くことは、彼にとって自己否定されている気になったようです。
 
 この連休期間中、溜まりに溜まった録画を処理していました。その中に、NHKスペシャルがあり、それを見ながら直接関係はないのですが、こういったことを思い出しました。
 精神的に疲弊したり、発病したりするのとは別に、思いこみが強い人って結構いる気がします。「おいおい、あなたのことじゃないよ」というような内容に、腹を立てたり、落ち込んだり。
 たたき台を叩いたり、誰かが作成した資料をブラッシュアップするプロセスで、そのことについて話し合ったりすることが、その当事者にとっては個人否定に聞こえたりするようです。
 成果物について意見が出ているのに、個人に対する意見に聞こえてしまうようです。僕は個人的に、思いこみ症候群とでも言うのかな、と考えています。「この人たちは、自分のことについて話し合っているに違いない」とでも思い込んでいるのでしょうか。だから、何を言っても自己否定にしか聞こえない。こうなるともう、何を言ってもダメなわけです。
 こういう人の場合、たたき台を作る作業を依頼してはいけないのかな、と。じゃぁ、何を頼むのよ?と聞かれると困ってしまいますが。。。
 そう考えてみると、たたき台を作る、提出するのは、それはとても大切なスキルであるのかな、と。
 答えのない話題ですみません、録画した番組を見ながら、色々と考え事をしてしまいました。

kumaboo

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コメント

kiyo
2007/07/17 22:51

この方の気持ち少し理解できます。私も今のプロジェクトで業務フローの叩き台を作成しましたが、自分なりに業務を理解してフローに落とすのも大変だったのでいくら叩き台用と言われても思い入れがありますから、あまり叩かれすぎると自分の理解力が足りないのかと落ち込んでしまいます。おそらく彼もそう言う気持ちになったのではないでしょうか。
立場が違えば、役割も違うので視点も変わってきます。たとその事を理論的に理解しても感情が追いつかない場合もあると思います。その辺りはプロジェクトリーダーの補佐が必要なのではないでしょうか。

2007/07/18 08:14

私もKiyoさんに同感です。いえ、もちろん実際のブラッシュアップの議論の内容が分からないので、書かれているように本人の思い込みの要素もあるとは思いますが、やはり自分がそれなりに思いを込めて作っていた場合はつらいと感じることはありますね。
そもそも「叩き台」という言葉が良くないのかもしれません。
ちなみに私は今抱えているプロジェクト(?)で叩かれそうな(議論が噴出しそうな)案件の原案は、メンバーには振らずになるべく自分が作るようにしています。ま、自分が叩かれるならいいか、と・・・(笑)

2007/07/18 08:19

>kiyoさん、ProjectKさん
お二人の仰るとおり、叩き方もスキルの一つではないか、と考えています。
資料を叩いているのか、作成者を叩いているのか分からない人っていますよね。(僕も気をつけないといけませんが)
資料を叩いていることが分かるような会議でなくてはならないですよね。

ProjectKさんを叩くと後が・・・。(冗談

2007/07/18 08:45

そうですね。叩き台の作り方、叩き方のスキルというのは整理するとおもしろいかもしれません。
私の場合、たたき台を作るときはなるべく思いを込めずにドライに作ります。誘導したい方向があるときはたたき台ではなく案として作ります。
一方たたき台をたたく場合は、作り手の意図は聞かずに、自分の意見のみを言うようにしています。
(しまった、ブログのネタを一つ書いてしまった・・・。)

2007/07/18 08:51

>ProjectKさん
思いを込めない、って良いお話しですね。ネタ一ついただき!(笑

2007/07/18 10:20

ookiさん
こんにちは!
プロジェクトの全体が見えていると、叩かれても「自分の作業のおかげで、メンバーの情報共有が図れてプロジェクトに貢献できた」と解釈できるでしょうが、極小的にとらえて、叩き台=プロトタイプ と考えてしまうと、へこむのも分かるような気がします。
プロジェクトリーダーから「君のおかげで助かった。」「おかげでプロジェクトが活発になった」というねぎらいの言葉一つで救われることも多いと思います。

2007/07/18 16:00

>Kawakamiさん
先ほどまでプロフェッショナルバンド制作者に会っておりました。(^^;
仰るとおり、マネジメントする人のコミュニケーションスキル、気遣う精神はとても大切ですよね。

2007/07/24 15:37

大木さん、ご無沙汰です。

昔一緒に仕事をした広告代理店のクリエイティブ・ディレクターに「その企画に思い入れと意図があるなら、その結論に向けて叩かれるように穴を有る程度開けておくのが叩き台の作り方の一つ」だと教えてもらったことがあります。


常に当てはまる方法とは思いませんし、穴の開け方を間違えると墓穴を自分で掘る羽目になりますが、いずれにせよ叩き台は所詮叩き台と割り切ることが企画の第一歩だと、常に肝に命じる日々です。


因みにもっと血の気が多かった若かりし頃は、苦労して作ったある企画の叩き台を木っ端微塵にされて逆上し、怒鳴り散らした挙句に仕事を降ろしてもらった事もありました。今思えば、本当は単に外されたんでしょうけどね。未だに反省材料の一つです。

2007/07/25 13:50

>bibendum_iwaさん
コメントありがとうございます。
「思い入れと意図」というのが良いですね。主導権を握ることができますよね。なるほど。

でも、木っ端微塵にするのは、たたき台を作った意味までなくなってしまいますね。。

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