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2007/07/25

何ができたら情報共有?

ビジネス
 

 妹尾さんの『「情報共有」・・・あらためて初歩から考える(1)』を読んで、「おぅおぅ、そぅそぅ」とオヤジくさく頷いてしまいました。
 情報共有には目的があるわけであり、その目的を達成すべく情報共有する。こんなことは、いちいち僕が言わなくても、皆さんのほうがご存知なんですよね。
 しかし、実際に現場で起きることは、情報共有されていなかったり、あるいは情報共有が目的化されていたり、ということなのだろうと思います。
    Aさん:「あの件、田中さんに伝えた?」
    Bさん:「はい、メールしておきました。」
    Aさん:「・・・。」
 こんなことは、どこにいても頻繁にあるのではないでしょうか。情報共有=メールを使うべき、と考えている人がいたり、メールを送ったら受信者は必ず読んでくれると信じ切っていたり。
 結局のところコミュニケーションスキルに戻ってくるのかも知れませんが、その情報共有の目的は何なのか、その目的を達成できるような情報共有ができているか、そして何ができたら情報共有できたと言えるのか、をイメージする必要があると思います。
 身近なところでは、議事録というものがあります。僕のプロジェクトマネジメントの師匠は、「議事録書けたら一人前」と言っています。議事録は、決して簡単なものではない、ということです。決して会話録でもないですし、漏れがあってはいけない。
 会議のアウトプットおよび重要なプロセスが、議事録に盛り込まれているか。網羅性という視点で見てみる。ダブりはないか、相反する内容はないか、またこの議事録が一人歩き(会議に参加していない人が読む、というシチュエーションなど)したときにも、内容が正しく伝わるか、などですね。
 そしてきちんとした議事録が書けたとして、伝えなくてはならない相手に届けることができるか。メールで送ったのであれば、ちゃんと読んでくれたか、まで追っかけることも必要かも知れませんね。
 こう考えてみると、実は情報共有には、もっと頭を使わなくてはいけないなぁ、と反省するに至りました。。。

kumaboo

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