「走れ！プロジェクトマネージャー！」

　我が家では、毎年の七夕の飾り付けは、家内の実家から持ってきたベンジャミン。（笑）なぜベンジャミン、という理由はありません。単純にそこにあったから。
　今年は娘が、これもなぜか「家族のみんなに、たくさん友だちができますように」と書いていました。自分自身が今年から小学校に行き出したため、一気に多くの友だち（同級生）が出来たせいかも知れません。
　この時にふと考えたのですが、アンテナが低いと言われる人、鈍感だと言われる人、社内のみんなが知っているようなことを知らない人は、友だちが少ないんじゃないか、と。
　あまり上手な言い方ではないのですが、要は行動範囲が狭いんじゃないだろうか、ということです。いつも、同じ友だちや同僚の名前しか出ない人っていませんか。あるいは、飲みに行くのもいつも同じメンバーとか。
　同じ部署だったり、同じプロジェクトのメンバーと飲みに行く、食べに行く機会が増えるのは当たり前だと思います。（そうではない人もいますが）ですが、そんな中でも行動範囲の広い人っていますよね。自らの行動範囲を広げ、「えっ？そんな人と知り合いなの？」みたいな付き合いがあったり。
　これは自ら行動範囲を広げることで、刺激を受け続けている証拠なんだろうと思います。その逆に、同じ仲間としか飲みに行かない人、いつも同じメンバーとだけしか会話がない人は、その努力をしていない、ということになるのだろうと思います。
　ある一定期間だけ見ると、プロジェクトの都合などでやむを得ない場合もあるのでしょうが、2年経っても、3年経っても同じ顔ぶれだけ、というのであれば、それはやはり努力していないということになるのかな、と。
　いえ、何が何でも努力しなければならないとは思いません。人によりますよね。しかし、アンテナが低いことを良しとしないのであれば、自らが行動を起こすしかないわけですよね。
　アンテナが低い、というのは情報収集力がない、ということでしょうから、であれば、自らが情報が入って来やすい状態にしなくてはならない。そのためには、行動範囲を広げ、情報に接する面積を広げる。面が広がったら、必要不必要に関わらず、ネットやメディアに流れている情報ではない、オフラインの情報が増えるのだと思います。
　ここでいう友だちとは、そういうネットワークのことです。もちろん、本当に気が休まる友だちは少なくて良いのかも知れません。失恋の愚痴を話す相手は、一人で良いのかも知れません。しかし、アンテナを高くするための友だちは、多ければ多いほど良いのではないでしょうか。