2009年12月
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2007/03/09
博報堂の小沢さんが書かれたプロフェッショナルアイディア。という本を読みました。「ごもっとも!」が盛りだくさんであり、あっという間に読み終わりました。
この本で書かれていた、いくつかの重要なメッセージとキーワードがあります。そのメッセージ一つが「プロフェッショナルのアイディアは、思いつきではない」ということです。
分かりやすい例で、ボウリングについて書かれていましたが、同じようなことをゴルフ解説者の戸張捷(とばりしょう)さんが、ずいぶん前のゴルフ雑誌に書かれていたのを思い出します。
戸張さんが、プロアマ戦で、往年のプロゴルファー、杉本英世さんと一緒にラウンドされました。ハーフを終えて、スコアはほぼイーブン。普段ご自身のゴルフには謙虚な戸張さんに、たまたま傲りが出たのか、ある言葉が口をついて出ました。
「同じくらいですね。」(言葉は正確ではありませんが、意味はこんな感じだったかと)
杉本さんはにやっとしただけで、返事はしませんでした。その後、後半のハーフを終えたときに、杉本さんは後半バーディ続きにイーグル一つ、パー二つ。戸張さんは、ダブルボギー、OBとさんざんな結果だったそうです。
ここで感じたのは、戸張さんの言葉よりも杉本さんのプロ魂です。プロは崩れない。1ホール崩れても、それを引きずらない。それがプロフェッショナルなのだということを、身をもって表したのでしょう。
本に戻って、この本に書かれているキーワードで「よし、もらった」と思うことが二つありました。それは、「アイディアを生む言葉」と「アイディアを止める言葉」です。
アイディアを生む言葉は、言い換えるとメンバーにけしかける言葉なのだろうと思います。
「”最初からすごいアイディア”なんかない」
「サクサクとやろうぜ」
「おれたちは、最難関。最先端の仕事をしている」
どの言葉も、メンバーのプロ魂をくすぐる言葉に思えます。こういう言葉でチームを動かすのも、大切なことなんだろうと再認識しました。
一方、アイディアを止める言葉。実は会議でよく聞かれる言葉かも知れません。
「これしかありません」
「基本的に」
「時間がなくて」
「基本的に・・・」という言葉に対して、小沢さんはこのように書かれています。
会議中、スタッフに意見をたずねると、「基本的にこの線でいいと思うのですが・・・」などという答えが返ってきたりする。一見するとちゃんとした意見をいっているようにも思えるが、じつはアイディア会議ではあまりいただけた発言ではない。
正論を言おうとして失敗するケースか、アイディアはないけれど何か言わなきゃいけない(プレゼンスをアピール)なのかなと思います。
また、時間がない、というのも、思考を停止させる言葉ですね。15分しかなければ、15分なりの答えを出す。
「時間がないから出来ない、それは時間設定が間違っている。」これは、小沢さんの言葉を借りると、アマチュアの考えです。僕もそう思います。
FAJ東京フォーラム2007で、ワークショップの時間が少ない、という意見がありました。それはワークショップのデザインが悪いのだと。僕は違うと思います。与えられた時間の中で、ストレッチフルな回答を見つける、生み出す。それがビジネスにおけるプロフェッショナルなのだろうと思います。
「時間が少ない。プロのワークショップはこうではない。」これは単なる研修なら良いでしょう。ビジネスの現場では、そうはいきません。
やはりプロフェッショナルと呼ばれる方、あるいは自負されている方は、勉強の仕方、そして仕事の仕方を知っているなぁ、と改めて自分を振り返ることが出来る一冊です。
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コメント
与えられた範囲内で出来る限りじたばたし、最良の結果を引き出す。究極の結果を望んだり、範囲を踏み越えたりではいけない。
究極や範囲外はプロの仕事ではない、範囲を超えそうなときは事前に広げておく、ちょっぴりイヤミも付け加えて。
それがプロの仕事、でしょうか。
>himatさん
仰るとおり「与えられた範囲内で」が大切ですね。
時間が来て「出来てません」「・・・」前の会社で苦い思い出があります。
> ちょっぴりイヤミも付け加えて。
いいですね。(^^)
私はいま自主制作映画のプロジェクト進行役をやっているのですが、大変参考になりました。 「時間がないから出来ない、それは時間設定が間違っている。」至言だと思いました。時間は作るものだし、限られた時間の中で最高のパフォーマンスをあげるために士気を高めるのが私の仕事だと改めて認識いたしました。ありがとうございます!
>ぽこさん
コメントありがとうございます。
ぜひ自主製作、頑張ってください。