「走れ！プロジェクトマネージャー！」

　先日ご紹介したyom yomに、小野不由美さんという作家さん（おそらく・・）が、自宅を建てて、本棚を作るまでの課程を書いているものがありました。自分が持っている本全てのサイズを測って、書庫を作るまでのことが書かれています。その中で書かれているのですが、新しい本棚を作って、空いているスペースがあると安心して、また新しい本をどんどん購入してしまう、と。（時折オーバーフローしてしまっている人間として、耳が痛いです・・・）
　僕たちは、ともすると自分の性格を理解せず、現状で何かをしようとしてしまいます。この例ですと、現在持っている本を収納する目的で書棚を作るわけです。そうすると、今まで床に積み上げていた本がすっきり整理され、安心してまたどんどん購入してしまい、また収納するスペースが無くなり、以前のように床に積み上げてしまう、ということです。
　自分はどんな性格で、だからこういった場合はこういう読み通しが必要である、というように理解されているかどうか、ですね。僕自身もそうですが、分かっちゃいるけどやめられない、なんてことがあったりします。だとすると、それを織り込み済みで設計されているかどうか、ということを考えなくてはならないのだと思います。
　例えば、昼食を頼む際に、あったらあっただけ食べてしまう性格だったとします。でも、食べた後に胸焼けとかがあって後悔してしまう。あるいはダイエット中だったりして、やはり後悔するわけです。
　こういう性格だった場合、多めに頼まないとか、弁当を購入してきて食べる、といった具合に、自分の性格を鑑みて注文することが大切になるということですね。これが出来ているかどうか。う～ん、僕の場合、とても自信がありません。
　これをプロジェクト内に置き換えてみると、自分がついつい楽をしてしまう性格だったら・・・。でもそんな自分でありたくないと考えるなら、そうならないように工夫が必要なのだと思います。あるいは、コミュニケーション上の問題で、ついつい作業が遅れがちの人を批判してしまう性格。これを直したければどうするか。考えるべきポイントは多数あるのだと思います。
　
　未だにグアムにいる僕が、なぜこんなことを考えているか。それは、内緒です。（＾＾；