2009年12月
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2007/01/28
僕が普段読んでいる本はビジネス書が多く、読む場所はだいたい電車の中、飛行機の中、そして出張先の部屋の中がほとんどです。どの場所も、静かに読むべき場所、または読むのが普通です。
今回、娘が抱えてきた本が何冊かあるのですが、その中の「ドリトル先生物語」を、読んで聞かせました。せっかく読んで聞かせるのですから、まず自分で読んでみました。120ページほどの本ですから、すぐに読み終わります。ただ、後で読んで聞かせると思っているため、光景を思い浮かべながら読むので、普段読むより少し時間がかかります。
また、読んで聞かせるときも、気持ちを込めて、声色を使って読むので、思ったよりも時間がかかります。そこで感じたのですが、声に出して読むことで、更に雰囲気が感じ取られます。ドリトル先生の話ですので、船旅やアフリカ旅行の話が出てきます。その時々に、海賊に追われたりする光景を感じながら読んでいくわけです。
普段僕が読んでいる類の本は、声に出して読むことなどありません。そもそもそういう本ではありませんし。しかし、こうやって声に出すと、とても新鮮で今まで感じなかったことを感じることができます。
僕たちは大人になると、こうやって子供に聞かせるという機会でもない限り、声に出して読むことなどしません。(台本を読むようなお仕事の方は別ですね)しかし、こうやって声に出して読むと、今まで気づかなかったことに気づいたりするのは、とても驚きです。
どこかで機会を得て、ビジネス書を声に出して読んでみたいと思った、今日この頃でした。
世間では話し尽くされていることかも知れませんが、僕自身は以前から、友人とリーダーシップについて話し合うことが多かったのですが、どうもすっきりと答えが出ていませんでした。
そんな折り、オーバーフローしてしまった書籍の一つ、カルロス・ゴーン氏のゴーン・テキストをようやく読み終えました。その中の一節に、
リーダーというのは「人とつながる能力(capacity of connect)」のある人間である
ということが書かれていました。
リーダーとリーダーシップは、同一ではないと考えています。ただ、完全に切り分けて整理することは難しい、とも感じています。そこを敢えて分けて整理しようとしていること自体に、少し無理があったのかも知れません。
ゴーン氏は、まず上記のようにcapacity of connectという考えを出しておられます。この節は大勢の学生の前でのスピーチだったようで、引き続いて以下のように話されています。
では、これはどのような能力なのか、学生である皆さんの視点でお話ししましょう。
皆さんは、教室でさまざまな教師と出会いますね。なかには退屈でつまらない教師もいるのではありませんか?うなずいている方もたくさんいますね。頭脳明晰かもしれないが、つまらない。経験豊富だけど、退屈だ。とりたてて悪いところはないけれど、面白みに欠ける。皆さんも思い当たるふしがあるでしょう。
ところが、その一方で、教室に入ってきただけで学生たちをくぎづけにし、「話を聞きたい」と思わせる教師もいます。ユーモアはあり、相手の注意を引きつけることができる人です。この種の「人とつながる能力」は非常に大切です。優れたリーダーと言われる人には、周囲の人々とつながる能力があるものです。
リーダーは役割であり、リーダーシップは素質である。そんな風に整理をすることもできると思いますが、ゴーン氏にとってリーダーという役割上に、リーダーシップが存在するものなのでしょうね。僕たちの仕事を振り返ってみても、リーダーとリーダーシップを完全に切り分けることは、やはり難しいのだと思います。
そして、リーダーシップの素質の一つに、人とつながることを目的とした、コミュニケーション能力があるのだと思います。コミュニケーション能力は独りよがりではいけません。ときどき新卒の面接をするのですが「僕はコミュニケーション能力があります」と仰る方がいます。しかし残念ながら、そういう方の一部には相手を理解しよう、人とつながろうという気持ちではなく、自分を理解して欲しいだけ、という独りよがりなコミュニケーション能力(能力だろうか?)だけを備えている(?)人がいます。
相手とつながるということは、一方通行ではないですよね。双方通行かつ複雑なコミュニケーションが存在するのだと思います。そして、その国、地方の独特のカルチャーが盛り込まれていたりします。そういった異文化を含めてつながる、ということなのでしょうね。
実はカルロス・ゴーン氏について、あまり知る機会がなかったのですが、この本にはカルロス・ゴーン氏が話されたことが日本語と英語で書かれていますので、かなり正確にゴーン氏の考えを知ることができました。さすが、と感じる場面がいくつもありました。
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