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2006/09/29

元々きちんとしている人はどうなる?

社会
 

 

学生の茶髪とピアス、やめれば現金1万・続ければ懲戒

 学校なりに考えたのでしょうが、1,800人いる学生のうち、50人ほどの茶髪、ピアスの学生の容姿を改めて欲しいために100万円用意したそうです。
 では、残り1,750人存在する元々きちんとしている人(ここでは、そのように整理しておきます)はどうなのでしょうか?「君たちは、元々きちんとしていたから、ご褒美はなしね。」と言われて、納得すると思っているのでしょうか?

 元検事で弁護士でもある小泉理事長は、「ニートやフリーターなどの問題は、学生のモラルやマナーの低下も一因ではないか。学生の服装や頭髪の乱れは、大学や本人の評価にもつながる」が持論。

 この持論を否定するつもりはありません。個人的には、例外はあれど納得するところでもあります。(ニートという定義については、かなり異論がありますが、これはメディア含め間違った使い方が横行しているため、あえてここでは触れませんが。)
 ただ、フェアかアンフェアかという視点で考える必要もあるのではないかな、と。学生たちは、何をしに学校に来ているのか。それを考えているのでしょうか。
 学生は勉強をするために、学校に来ている。うん、それは正しい。しかし、それだけでしょうか?勉強するだけなら、大学でなくても出来る。専門学校もあるし、独学だって出来る。なぜ学校に通うのか。そこを考えているのでしょうか。
 勉強をする以外に、ヒューマンスキルを高め、他の学生や先生、様々な人との交流の中でコミュニケーションスキルを身につけていく。悩み、相談し、話し合う場でもあるわけです。
 理事長は、ハーバード大学のlaw schoolと比較して色々と仰っておられるようですが、僕はそれだけではないと思うな。それも大切だけれど。
 海外の学生生活と比べるなら、海外でのピアスの普及も比較しないのかしら?

kumaboo

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コメント

2006/09/30 01:56

だからって「ピアス開けとけばよかった」とは思わないですが:-)、「茶髪をやめてお金もらったけど、マナーなんて関係ないね」とはならないんですかね。
ピアス=不良、なんてステレオタイプな発想は、たぶん海外じゃ通用しないでしょう。

2006/09/30 10:06

>mohnoさん
ニートが何を指すか、も分からない方だから、しょうがない、という答えになってしまうでしょうかね?
茶髪の弁護士は、とんでもないヤツなんでしょうか?(^^;

himat
2006/09/30 11:27

ぐれて短期間限定茶髪にしたりして。
コスト的には千円未満だろうから、差額計算すると・・・・。
経済学教える大学に在籍する学生なら、この程度一瞬で計算できなきゃダメ。

2006/10/01 07:08

>himatさん
あり得る!w<短期限定茶髪
考えれば考えるほど、意味がないように感じますね。(いや、そんなに考えてはないんですけど・・w)

muwmuw
2006/10/01 20:10

素早く茶髪にし染め直して、褒賞をゲットした学生がA。
「茶髪染め直しの褒賞は、何回までですか?」と確認に来た学生がB。
「ふーん。」で終了した学生は髪の色に限らず留年。

こういうオチにすれば、少子化でも生き残れる大学になるでしょうw

mohno
2006/10/02 01:06

10万円払うのだから「在学中は茶髪・ピアスはしません」くらいの誓約書は書かせる気はします。10万円欲しさに、わざわざ茶髪・ピアスにする学生はそれほどいない気もします。「元々きちんとしている人への対策」は記事に書かれていないだけで考慮されているのかもしれません。
問題は「茶髪・ピアス」を「乱れ」であるとする思想だと私は思います。正直なところ、茶髪やピアスの人々は、気を使っていない私の髪の方が「乱れて」いると思うでしょう :-p

2006/10/02 06:48

>muwmuwさん
コメントありがとうございます。
あり得ない話ではないですね。

>mohnoさん
10万ではなくて、1万円です。10万円だと状況は違うような気もしますが。

Aさん:折り目のないよれよれのズボン、皺だらけの上着。毎日このスーツ着てる。
Bさん:ぱりっとしたジャケット、皺のないチノパン。
どちらが良いの?みたいな話でしょうか。清潔感とかも含めた話になると、もっと複雑なんでしょうね。

mohno
2006/10/02 08:36

失礼しました。
でも、1万円でも“ただ”では渡さない気がします。
まあ、気がするだけですが。

mohno
2006/10/02 08:41

さらにすみません。(自分でエントリ書いていながら忘れていましたが)「続ければ懲戒」なので、個別に誓約書を書かせる必要はないですね^_^;

ぴぴ
2006/10/02 17:57

高校のとき、もともと髪の赤い子が結構いたのです。学校自体は特に何も言っていませんでしたが、多分、先生の中にいろいろ言う人がいたのでしょう。気にして黒く染めていた子がいました。何なんだろうなぁという感じでした。
話が変わりますが、以前勤めていた会社で、禁煙マラソンなるものがあって、喫煙者が半年間の禁煙に成功すると、高級ホテルのペアでの食事・宿泊券(10万円相当だったような)がもらえるというものでした。マラソンが始まる前に自力で禁煙出来ちゃってた人は対象外。もともと吸っていなかった人も、当然対象外。ある支社長が、隠れて吸いながら、成功を偽って食事宿泊券を獲得したそうです。それを非難しながら、次のマラソンで半年間の禁煙に成功して食事宿泊券を獲得した私の上司、1年くらいしたら、普通の喫煙者に戻ってました。別にペナルティなどはなかったようです。。。

2006/10/03 09:00

>mohnoさん
1万円 vs 懲戒というのもすごいですよね。

>ぴぴさん
ルールや規則の目的を見失わないようにしないといけない。そんなことを思い出させてくれる、典型的な例ですね。
会社は、「なぜ禁煙させたいのか」、学校は「なぜ茶髪はいけないのか」がブレてくるのでしょうか。

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