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2006/08/30

自己プロデュース力

ビジネス
 

 久石譲さんの感動をつくれますか?という書籍のことは、先日も書きましたが、3冊並行して読んでいたため、昨日ようやく読み終わりました。最後の50ページくらいは、久石さんが伝えたいことが山ほどあって、とても書ききれないのだけれど、でもやっぱり伝えたい、という熱いものが感じられました。久石さんは熱いですね。僕の10歳年上なのですが、実に熱い方です。
 自己管理という言葉は、よく使われますね。時間やお金、体調といったものをきちんと管理し、維持していこうということです。しかし久石さんは、自己プロデュース力という言葉を挙げています。
 書籍の中では、イチロー選手や荒川静香選手を挙げていましたが、僕たちでいうところの自己プロデュースとはいったいどういうことをすれば良いのでしょうか。
 僕自身、現在新たなプロジェクトに参画しています。出会う人全てが初対面。短い時間の中で、僕自身の考えを理解していただく必要もあります。場合によっては、僕自身の生き方さえも見せていかなくてはならないかも知れません。
 僕は、身の丈以上の見せ方をしても無駄だと思っています。ふとしたタイミングでばれてしまう。しかしその逆に、100%である自分を90%くらいにしてしまうのは、怠惰であるとも考えています。100%の自分を110%くらいにして見せることで、自分にプレッシャーをかけ、自分を高めていくことが出来るのではないかな、と。
 お金に例えると、1,000円の価値しかないのだけれど、1,100円だと言い張って、その代わり1,100円の価値を出せるように頑張る。そうすることで、本当に1,100円になり、もしかするとそれ以上の価値を出していくことが出来るようになるのかも知れません。僕は、自己プロデュース力という言葉を、そのように理解しました。
 
 最後に、165ページに載っていた文章が気になりました。過激な広告で有名なベネトン社がヨーロッパで出したポスターに、日本の少女が使われたそうです。ルーズソックスを穿いた彼女たちのタイトルは、「Expressionless Girls」。無表情な少女たち、です。
 本来、多感である時期の少女たちが無表情というのは、異常事態です。僕たちの子供は表情があるでしょうか。僕たちの周りの子供たちには、表情があるでしょうか。笑顔は?泣き顔は?本気で怒った顔は?
 そんな心配をしなくて良い社会にしなくてはいけない。考えることが出来る書籍でした。かなりお得です。

kumaboo

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コメント

2006/09/01 01:37

大木さん、こんばんは!
自己プロデュースですか。それが本当にあるのか、自分が感じているだけかに関わらずプレッシャーによってできるようになるというのはあると思います。危機感と言ってもいいです。
時には110%の自分を演じることも良いと思っています。

2006/09/02 06:11

>手文庫さん
おはようございます!(笑
危機感ってのもあるかも知れませんね!

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