「走れ！プロジェクトマネージャー！」

　最近めっきり、ポッドキャストリスナーになっていますが、そもそもポッドキャストはビジネスになるのでしょうか？
　などと書いてしまうと、「また、ビジネス側に持って行くのかよ！」と思われそうですが、まだまだ利用方法の可能性を見切れたわけじゃないんだろうな、というところが論点です。まだまだ可能性があるんだろうな、と。
　ビジネスの臭いがしてくると、テレビ局なんかも乗り出してくるわけですが、テレビのビジネスから考えると、まだまだ商売になるレベルではないのだと思っています。テレビ局内でも、ずいぶん反対されているだろうことは、容易に想像できたりしますし。（笑
　ポッドキャストをビジネス（規模感は別にして）にすることを考えてみると、聞き手の
　　　　　　　１．目的
　　　　　　　２．場面
　　　　　　　３．得るもの
　といったことが考えられるのでしょうか。

　聞き手の立場から考えると、どういった目的で聞くか。これは、３の得るものと密接な関係があるのだと思いますが、IT関連の情報が欲しい方がいれば、日経新聞のサマリーを聞きたい人もいらっしゃいます。
　いっぽう、ワイガヤの会話を楽しみたい方もいらっしゃるでしょうし、女子高生の会話を楽しんでいる方もいらっしゃると思います。ですので、どういった層をターゲットにするか、でコンテンツは違ってくるのだと思います。

　場面は、電車の中というのが、一番多いのではないでしょうか。もちろん、ご自宅で聞いている方もいらっしゃるでしょうし、仕事の合間という方もいるでしょう。車で聞けるようにしているという話も聞きましたし、営業の移動中なんてのもあるでしょう。

　得るものは、コンテンツによって違いますね。情報が欲しいのか、楽しむことが目的か、で変わります。もちろん、同じ方でも、両方のコンテンツを聞いている方は沢山いらっしゃいます。

　インターネットユーザーのテレビ離れがフォーカスされているため、テレビ局も踏み込みたくなるのでしょうが、底引き網を引いてガサッとかっさらっていく市場ではないのだと考えています。むしろ、ロングテールのほうがイメージに合いやすいのかな、と。だからこそ、個人のコンテンツが面白い市場なのかも知れません。