2009年12月
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2006/03/10
ソウル渡航中ですので、前に書いておいたネタを書こうと思います。結構大切だと感じていることです。
WBS(Work Breakdown Structure)は、プロジェクトマネジメントを行う上で重要なポジションを占めています。もちろん、WBSが全てではないのですが。
最近、WBSをエクセルで作る人が増えました。僕はこの手法は、必ずしも正しいわけではない、と考えています。
理由は、エクセルで作る人のほとんどは(僕が知る限りですが)、タスクの積み重ねになっている場合が多いからです。タスクを羅列したものは、WBSではありません。最終成果物をBreakdown、分解していくことが、WBSの名の由来であり、そうするべきだから、です。
もちろん、Structureと呼ぶからには、構成図になっていなければなりませんから、エクセルはあまり適切ではないと思います。
あるプロジェクトでWBSを書かずに、スケジュール表が出てきたことがありました。かなり、びっくりです!(WBSと称する、タスク一覧表はあったんですが、もちろん抜け漏れだらけです)
コーチングもそうなのかも知れませんが、誤解を承知で書くと、PMPやPMSという資格(正確には認定)自体、勘違いする人を生み出す原因なのかも知れません。(取得しておいて言うのも、何なのですが・・・)
当たり前のことなのですが、PMPを持っている人間が、必ずプロジェクトマネジメントの達人とは限りません。もちろん、持っていなくても達人はいますし。
PMPという資格を取るために勉強する、PMBOK(Project Management Body of Knowledge)の考え方は、大変素晴らしいと思います。ただ、資格になることで、資格取得がゴールになってしまう人がいます。PMPを持っていることで満足を感じてしまうので、そこで止まってしまうのですが。
PMP取得は、あくまで通過点にしか過ぎない、ということが理解されていないわけです。
WBSと、それに基づいたスケジュール表があれば、工数算出が出来るのですが、それに基づかずに勝手にスケジュール表など作っても、どれだけの工数がかかるのか、あるいは予定から算出すると、何名で取りかかるべきなのか、が分かるはずもありません。
資格から入ってしまうと、返ってそれが分かりにくくなってしまうのかも知れませんね。
えっと、当たり前のことだが、そんな人ばかりではないですよ、PMPホルダーは。
スコープを定義することは極めて重要なのですが、それ以前に「なぜやるのか?」という目的をはっきりさせることが重要です。
時々見かけるのは、「目的をはっきりさせないまま、見切りスタートさせたプロジェクトもどき」の発生です。
プロジェクトを遂行するためには、リソースが必要です。リソースとは、一般的に「人」、「物」、「金」のことですが、それらを使うことを承認するのは、プロジェクトオーナーです。だから、開始時または開始前に、目的についてオーナーと「握る」必要があります。
その「握る」ことを端折ってしまうと、後で手痛いことになってしまいます。具体的には、プロジェクトの手戻りや、場合によっては全てやり直しあるいは、中止ということが起き得るわけですね。
そんなことが起きてしまう前に、何より早く「目的」そして、「概要」について握ってしまえば、その後は多少変更依頼があったとしても、やり直しや中止といったことは防ぐことが出来ます。
ところが世の中には、それらの手順全てが終わったところからなら、PMを出来ます、という人たちがいます。
ただこれば、僕が思うに、「プロジェクトマネジメント」ではなく「プロジェクト推進係」だ。もちろん推進も必要ですが、推進に落とし込む前の「定義」のほうがもっと重要です。
プロジェクトオーナーと握る。この場を設定することが、プロジェクトマネジメントの第一歩だと信じています。