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2005/11/18

心のメカニズム<プロジェクトオーナー編>

ビジネス
 

 今日は、プロジェクトオーナー、あるいは顧客の気持ちを考えてみたいと思います。ここがプロジェクトの「キモ」だと思います。
 プロジェクトオーナーが、自分が実現したいことを、きちんと整理して説明出来ることは、意外と少ないです。むしろ話が飛び飛びになって、PMがその中からキーワードを見つけだしてくることのほうが多い。
 そんなスタートだから、PMやメンバーが「一抹の不安」や、きちんと説明出来ないオーナーへの「不満」を心の中に置きながら、プロジェクトを進めていることのほうが多いのです。
 そんな不安や不満を抱えているから、途中でオーナーが希望や要求を追加したり変更すると、「え~!またですか!」のような対応になってしまうのです。
 では、そんな対応をされたオーナーや顧客はどう感じるか?

 そもそも普段から自分に対して不安や不満を抱いている人に、全く気づかない人も少ないでしょう。むしろ、オーナーのほうも、「何だかなぁ」くらいに感じていることがあります。
 そう思っている矢先に「え~!またですか!」という対応をされたら、どう感じるでしょうか?オーナーの心はどう反応するでしょうか?
 オーナー自身も常々不満や不安があるのですから、この機会に爆発することも考えられますよね。もしかすると、「もう、お前らには頼みたくない!」と怒鳴りはじめるかも知れません。PMはそれが狙いでしょうか。本意でしょうか。
 それが狙いなら別ですが、そうではないのであれば、こういう自体は回避しなくてはなりません。どうやったら成功するか、の視点に切り替えなくてはならないのです。
 しかし、プロジェクトは人がやるものです。人がやるのだから、オーナーのみならず、PM、メンバー、その他のステークホルダー全ての「心の動き」が複雑に絡んできます。
 複雑ではありますが、それら全てをマネジメントするのがPMの仕事です。ここのところは、PMBOKを読んでも書かれていませんし、誰かに聞いて学べるものでもないでしょう。
 自分自身が「気づく」しかないのだと思います。ここまで読んで、「プロジェクトマネージャーって、面倒くせぇ仕事だなぁ。」と思われた方。そうです、面倒な仕事です。決して、背もたれの高い椅子にふんぞり返っていては全う出来ない仕事です。
 そして、それがプロジェクトマネージャーの醍醐味だ、とも思っています。

kumaboo

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