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30年に渡って関わってきた米国のITの出来事、人物、技術について語る。

米国でインタビューのために専門家の時間を獲得するには

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全てのことに専門家になることは不可能だ。エネルギー関連の市場や技術でも同様だ。現状は発表されたものだけでは、本当のところは分からない。最近2つばかり調査プロジェクトを完了した。その際にいかにして専門家の意見を聞いたか、それ以上にどうやって専門家に辿りついたかを述べてみたい。

一番良いのは、親しい友人が専門家の場合だろう。これは先方の都合次第で、かなり無理が利く。もちろん、こちらが親しいと思っていて実はそうでもない場合がある。実際、今回の調査でも絶対に時間をくれると思っていた知り合いにアクセスできなくなってしまった場合もある。これから学べることは、専門家へのアクセスは常に2つ以上の方法を講じることが慣用だ。

その次の問題は必ずしも調査分野に親しい友人がいない場合だろう。もちろん、ある特殊な分野に長年従事していれば、誰か知っている可能性は高いのだが。例えば、筆者の場合以下の分野に興味がある。これらのそれぞれ全てに通じている人はまず居まい。

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次の段階は親しい友人からの紹介で専門家を探す。関連記事やブログなどから、誰が専門家であるかを把握しておくのは当然のことである。これもその専門家と友人との距離が問題だ。今回の調査では、かなりこれに助けられたこともあったが、失敗することも多々あった。人間の距離間を推し量るのはやはり難しい。友人の友人は皆友人という前提は調査に関しては必ずしも当てはまらない。

では、全くコネがないときはどうするか。まず最初にLinkedinに頼った。ここで注意することは、直接Linkedinで繋がっていても実際に会って相互をある程度分かっていないと頼りにはならないことを思い知らされた。もちろん、Linkedinによって助けられたことも多かったことも述べておく。また、特にICT分野に限るかも知れないが、コンタクトはメールに限る。電話番号が分かっても、なんの前触れもなく電話をかけてもまず意味がない。携帯に電話をしても、大抵は留守電となってしまい本人には届かない。もともとのLinkedinによる繋がりは、相互に助け合うという目的であったと理解しているが、実際には多くの繋がりを持つことで、直接の接続というよりも市場や業界の人脈を広く把握できるという利点に重きをおく人が多いと思う。

Linkedinによる直接の接続がない場合どうするか。まずは、Linkedinにより人脈調査をして、今調査したい分野のキーワードでどういった人が専門家なのか、また既に連絡したい専門家がどういった会社に所属しているのかを調べる。会社にもよるが、大体メールのアドレスは名.@会社名.comか名のイニシャル.姓@会社名.comである。

更に、付け加えておくと、必ずあるinfo@会社名.comとかPR部門に連絡してもかなりの確立で、返事は受け取れるが、断られることも多い。

一般的に、全く面識のない相手から来たメールに返事をくれる人は稀である。もちろん、メールの内容も難しい。まず、長いメールはNGだ。大体、迷惑メールかも知れないと思って、開けたメールがやたらに長いとその場で、消去されてしまう。では極端に短いとそれもNG。未だにこの辺りのさじ加減は完全に分かったとは言えないが。もちろん、なんらの報酬や利点を得ることなしで協力してくれる人もいる、しかし、一般的にインタビューを受けてくれたり、情報をくれる人には、何か見返りがあった方がうまく行く。報酬を払うことができない筆者は、インタビューに基づく記事を書き一般に発表することで、その会社や個人の宣伝になるということを利用することが多い。更に、可能性を高めるために、バーティカル市場、例えば電力業界、への応用や日本語による発表も使うことがある。また、大もとのクライアントの名前、例えば日本政府、を発表して良い場合などは、概してうまく行く場合がある。

しかし、プライベートの調査で一般に発表することができない場合、これは中々困難である。インタビューされる人がなんの恩恵も感じられない場合、インタビューを受けてくれる人はかなり稀である。

今回の調査では、上の全ての方法を使いかなりの人にインタビューすることが出来た。要はしつこく、駄目だと断定して諦めず、絶対大丈夫だと安心せず、少しの手ががりも駄目もとで探り、芋ずる式にコネを辿ることが必要だ。そして最後にインタビューに応じてくれた人にはLinkedinによって接続をすることもお忘れなく。

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