ZettasetはHadoopに管理機能とセキュリティを追加
最近参加した RSA コンファレンスでインタビューした会社の中でZettaset社について少し書いてみる。インタビューを受けてくれたのはBrian Christian氏で、氏は CTO 兼創始者だ。Zettaset社が雇ったPR会社はHadoopのセキュリティの部分を強調していたが、インタビュー(日本語の字幕付き)から分かる様にセキュリティだけではない。
インタビューの内容を議論する前に、現在Hadoopがどうなっているか見てみよう。 Hadoopのサイトが一番良い情報源であるのは当然だが、Hadoopに関連するプロジェクトの説明も取り上げられている。 Hadoopはその勢いを増しBigDataの解決法としてその位置を達成しつつある。of SD Timesの Alex Handy氏が最新の情報を提供している。 Hadoop 1.0 IS All About Hadoop 2.0” (英文のみ)
記事の概要をまとめると:
0.22版として知られていた版が今年の1月4日に正式に1.0版となった。
次の版の0.23 が 2.0版となる可能性が高い。
第一版は以下の内容だ:
HBase へ対する大規模のアップグレード
性能改善
バグ修正
HBase はHadoop内 SQL データでユーザーはデータをインポートしてHadoopで解析することができる。
0.23版は2.0と設定されることになりそうだ。2.0での大きな目標はHadoopのファイルシステムであるHDFS をHigh Availability (HA)にすることだ。Hadoop 2.0ではコア (MR2でHadoop map/reduce). を完全に書き直す。この書き直しでMR2 がスケジュラーとリソース管理の機能を提供することになる。
さて、Hadoopの市場について述べよう。Hadoopの市場は混雑している。大きな会社のIBM, Oracle, やMicrosoftが既に市場に参入している。更に、スタートアップのCloudera、Hortonworksや MapRが活発に活動している。もし、Zettasetが単なるHadoopの会社だったら、生き残れるのだろうか。
インタビューは3分足らずで、日本語の字幕が付いている。2つのポイントは:
Zettasetの解はHadoop を取り囲む(ラップ)ようにして新たな機能を提供する。このラップでZooKeeper、MapReduceやHDFSをHadoopと共にコーディネートする。
このラップの一環としてセキュリティが提供されている。
この点は以下の図で表されている。
ZettasetがHadoopに提供する機能を示す図
(出典:
Zettaset)
提供の仕方はHadoopが提供するAPIを介して行われる。Hadoopのコードを変更することはない。 だから、 ZettasetはオリジナルのHadoopもビジネス版のHadoopを提供する会社の版にも適用することが出来る。
ではインタビューを