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日々のニュースの中から、ネット広報の可能性を探る

トヨタのトップ人事報道にみるネットの既知感

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日経が本日9日付朝刊でようやくトヨタの社長人事を報じた。日経記事

おそらく本日、さまざまなメディアによる報道ラッシュになるだろう。

ただ、「年末に決まってたんじゃないの」という疑問を持つ人も結構多いのではないだろうか。年末に朝日が豊田章男副社長の昇格を報じて、ネットでも見かけたと思われるからだ。朝日記事

確かに、これまで日経は朝日の後追い報道をしていなかったので、疑問はもちつつも、大「朝日」が報じれば、「事実」と感じてしまう。新聞を何紙も購読している人は少ないし、ネットで流れていれば、すでに決まっていると思うだろう。年末の朝日報道の裏側については、当方も、週刊誌を読んで事情を把握した次第だ。

ネット上では、こうした「事実に近いが事実ではない」情報があふれかえっている。有力メディアであっても、「確定事実」だけを報じるわけではない。情報を収集・分析して見極める力が必要になってくる。

逆にいえば、一定のブランド力があるメディアに報じてもらえば、既知感が醸成できることになる。広報的にもやはり、新聞メディアの影響力の大きさを見直すべきだと思う。

今回のトップ人事、どう考えても、今後は右肩上がりの業績回復しかないわけで、タイミングとしてちょうどよかったんだと判断しております。

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