【書評】「あなた」という商品を高く売る方法
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キャリアアップのことを考えますと、「出世する」か、社内で進みたいキャリアの道がなければ「転職」という判断になるかもしれません。
ただどの道を選んで、キャリアアップをするにしても、「自分が目指すべきキャリアにおいて必要なスキルや経験が備わっているのか」を整理する必要があります。
日々なんとなく会社やクライアントから与えられた仕事をこなしていくことは必要ですが、
当然「キャリアアップ」という意味では、やや意識が足りないかもしれません。
同じ仕事をしている人は、社内にも社外にもいて、
能力差はあるかもしれませんが、同レベルのアウトプットだと自分が選ばれるということはないでしょう。
そんななかで、キャリアを変えていくことを目指すなら、
「与えられた仕事を120%の成果でこなす意識」
「どうしてこの仕事があるのかを考えて取り組む」
「ブルーオーシャンを狙うこと」
ということが本書籍を読んで改めて思いました。
例えば、「法人営業」を経験してきましたというだけでは、
人とは差がつきにくいですが、
「法人営業をしてきました。プラスIT言語と英語ができます。
また●●業界の約3割は顧客対応してきました」など、細分化している市場に合わせて、自分のキャリアもニッチなスキルセットを持っておく必要があるかもしれません。後はとにかく、「ここを磨きたい」ということであれば、昼夜問わずにやり続けること。考えてやるを繰り返すだけで、気づきは増えていくはずです。
「あなた」という商品を高く売る方法―キャリア戦略をマーケティングから考える (NHK出版新書 524)
永井 孝尚 (著)
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