「ご挨拶にお伺いしたい」や「情報交換にお伺いしたい」といわれると、即決でお断りします
状況によってうまくいくこともあると思うので、一概に言えないのかもしれませんが、少なくとも
・忙しい人
・独立していて自分の時間単価を知っている人
には使わないほうがいい言葉です。
私は、
「ご挨拶にお伺いしたい」
「情報交換にお伺いしたい」
と言われると、「まず、断ろう」と思います。
その理由は、以下のロジックが働くからです。
「ご挨拶にお伺いしたい」⇒ノーアイディア訪問⇒無料でブレストにつき合わされる⇒そもそもノーアイディアの人は話を進められないので徒労に終わることが容易に想像できる
「情報交換にお伺いしたい」⇒そういう人はたいてい情報を持っていなく、そもそも自分で情報を得ようとしていなかったり、情報網を持っていないので、話が進まないことが多い
上記を発想する人は「訪問すること」=「相手の時間を占有すること」「相手の情報を無料でもらってしまうこと」とは思わずに悪気なくアポを取ろうとします。
アポを受けると時間単価●万円だと、その人に●万円を取られた上に、情報も無料でとられてしまいます。
さらには上司が合いたいと言ってきてご来社頂きたいと言い出されると、訪問すれば往復の2時間程度も追加されるので、時間単価3万円だと、往復の時間2時間かける3万円+面会時間1時間かける3万円で9万円が失われます。さらにせっかく来ていただけたのだから「ご飯でも」となると、お食事の場所まで移動する時間3万円と会食時間2時間かける3万円の9万円がなくなり、情報交換にお伺いするだけで、18万円が飛ぶのです。
時間単価を意識していないサラリーマンの方はあまり気が付かないロジックなのでしょうけど、独立すると月の売り上げ/労働時間を普通は算出してその効率を上げることを考えるのが普通なので、表敬訪問や情報交換訪問の話を頂くと、即決でお断りのメールを送るようになりました。最近では断り方も随分うまくなったと思います。
人にはいろいろなやり方があって、何が正しいか悪いかなんて、その局面で違ってきますが、私はこんな感じに考えてます。
最後に私の断り方を書きます。
「今、顧問契約を頂いているお客様の仕事が順番待ちになっていただいていまして、毎月お金を頂いている方からのご依頼を後回しに、ご契約のない方とはお会いできません。」です。実際にそうなので、嘘をついているわけでもなく、本音の断りです。 私の良くないのは「じゃぁ契約します」と言われると「只今、順番待ちでして、いつになるかわかりません」と回答し、お怒りになられる方もいるところです。でも、ほとんどが年単位の契約になっている感じなので、いつ空きが出るかは私にも分かりません。次の4月に創業8年を迎えますが、現在の客様の半分以上が創業時からのお客様なので、空きが出るかどうかは年に1回あるかないかという感じなのです。ホント、すみません。
断り方の話は、参考になれば幸いでございます。
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また私の近況は「吉政忠志」で検索されると大よそみえてきます。