映画「おクジラさま」の佐々木監督にお会いしました。 主張の数だけ正義があると思いました。 #おクジラさま
映画「おクジラさま」の佐々木監督にお会いしました。
世間知らずで恥ずかしいですが、佐々木芽生監督を知りませんでした。
先日開催されたオデッセイコミュニケーションさんのセミナーに呼ばれて登壇したのですが、その際のアジェンダに映画「おクジラさま」の名前があったので、出張社長のお付き合いで、宣伝担当の方が来るのかなって講演者の欄も良く読まずに勝手にそう思ってました。
私の登壇が終わり、次のブレイクで退出しようと、自席で待っていたところ「どこかで見たことあるなぁ」という感じの人が登壇され、「映画おクジラさまの監督・プロデューサー 佐々木芽生です。」とのご挨拶が!
まさかの映画「おクジラさま」監督登壇!
私は捕鯨について賛成でも反対でもない立場です。クジラは好きで北海道で釣りのついでにホエールウォッチングをしにいったりもします。そしてクジラもたまに食べます。 しかし、以前から一方的な主張のシーシェパードとそのメディアの扱い、ザ・コーヴという映画に違和感を持っておりました。ただ、私はシーシェパードの人の話を直接聞いたこともないです。TVでシーシェパードの過激な言葉を聞き、日本の文化を壊しに来た悪者という印象をもっています。が、これもちょっと違うような気がしています。TVは短時間で伝えるために勧善懲悪なものが多いです。 「あいつは悪い」「あれは正しい」といったものをわかりやすくするためにそれを誇張する部分が切り取られて報じられています。そういうことをやっているとどうしても偏向になりがちですよね。今回の映画はそれぞれの立場の発言を客観的に聞くことができる映画なのではないかと期待しています。
さてさて、登壇後、さっそく、ご挨拶させていただき、お写真まで撮っていただきました。感激です。
子供たちにも見せたいなぁ。今受験勉強中だから厳しいかな。 でも見たいから一人でも行くぞ!
カーネギーの本にも書いてありました「犯罪者にも自身の中の正義がある」って。
正しいかどうかは別にして、人間の行動は常に正しいと思われる判断を自分の中ではしています。
複数の主張があれば、複数の正義があるのです。
そういうことを考える映画になってるのではないでしょうか。
東京に戻ったら見に行きますー。
映画「おクジラさま」を紹介します! ※文章・画像は公式サイトよりお借りしてます。
NY在住女性監督が見つめる、世界の分断とその先の未来
つつましい給料で世界屈指の現代アート作品を集めた夫婦を描く「ハーブ&ドロシー」の佐々木芽生(めぐみ)監督が、6年の制作期間をかけて、半世紀以上続く「捕鯨論争」に新たな光を当てる。
紀伊半島南端に近い、和歌山県太地町。追い込み漁を糾弾した映画『ザ・コーヴ』がアカデミー賞を受賞して以来、この小さな漁師町は世界的論争に巻き込まれた。「くじらの町」として400年の歴史を持つ「誇り」は、シーシェパードを中心とした世界中の活動家たちから集中非難の的となる。ヒートアップする対立が沸点に達しようという2010年秋、佐々木は太地町を訪れる・・・。
そこでは、マスメディアが報じてきた二項対立 -捕鯨を守りたい日本人とそれを許さない外国人 - という単純な図式ではなく、カメラは賛否に縛られない多種多様な意見を捉えていく。 歴史・宗教・イデオロギー、自分と相容れない他者との共存は果たして可能なのか?今まさに、世界が直面している「ダイバーシティの危機」を克服するヒントがこの映画にはある。嫌いなヒトをスッキリ排除しますか?それとも、一緒に生きていきますか?
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3連休、雨もあるようです。興味がある方は「おクジラさま」を見に行かれてはいかがでしょうか?
感想は、またこのブログでご紹介しますね。
「おクジラさま ~二つの正義の物語~」
http://okujirasama.com/
佐々木監督
https://ja.wikipedia.org/wiki/佐々木芽生