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Ruby on Railsの市場動向をまとめたページが公開されました。

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私が執筆協力したヒューマンリソシアのRuby on Railsの市場動向をまとめたページが公開されました。

この10年間で20倍近く仕事量が増え、米国では随時2万件近い求人があるRuby on Railsのその背景と理由をまとめています。

興味がある方はご覧ください。
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RailsはWeb系スタートアップの会社で一番使用されている言語(フレームワーク)になりました。(ソーシャルリクルーティングサービス「Wantedly」調べ2014年8月)調査データによるとWeb系スタートアップのサービスの1/4がRailsで稼働しているようです。このシェアは年々増加しており、2014年調査で初めて一位になりました。今後はますます増えて行くことが予想されています。

Railsがスタートアップ企業で採用されている主な理由は以下です。
・開発工数の短さ

Railsは必要最小限のコードでプログラムを作成でき、コマンドでソースコードを自動生成する機能が装備されており、開発効率の高さが評価されています。開発効率が高いため、企業としては早期収益化を見込みやすいため、多くのスタートアップ企業がRailsを採用しています。
・引き継ぎ・開発チームの拡大が比較的容易

設定ファイルなど書き方がある程度決められているので引継ぎや開発チームの拡大などが比較的容易です。
実は上記の採用理由はスタートアップサービスにのみ有効なわけではありません。開発工数を抑えたいニーズはどの企業でもある事であり、開発チームを柔軟に組みたいニーズもどの開発会社にも言えることでもあります。しかも、Railsが得意とするWeb系のシステムはECサイトやSNS、ブログのようなコンシューマー向けのサイトに限らず、エンタープライズ系のシステムにおいてもフロントがWebブラウザであればかなり高い効果を発揮することが言えます。 ネットでRails事例を検索して見ると大型のECサイトやSNSなど有名なWebサービスの事例が多く出てくるようになりました。Railsを学習されている方の多くはそういう開発案件を想像する方も多いと思います。実際にRailsの経験者はそのような仕事に就く方も多いです。ただ一方で事例としてはあまり公開されていませんが、企業内の業務システムでも使用されているのも事実です。Railsの仕事の幅はかなり広がってきていると言えると思います。それ故に国内の求人件数は5,000件(2014年9月Indeed Japan)ほどとなり、前年度比で140%の増加をしています。

(この続きは以下をご覧ください)
http://resocia.jp/rails/claim/share/

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