オルタナティブ・ブログ > 一般システムエンジニアの刻苦勉励 >

身の周りのおもしろおかしい事を探す日々。ITを中心に。

ジョーカーやエースの代わりに情報を献上する大富豪

»

大富豪というと大貧民が大富豪にジョーカーやエースを献上し、なかなか格差が縮まらないところがおもしろさのひとつです。その役割を”情報”で担えないでしょうか。

モデルケースとして6人での大富豪を考えます。大富豪、富豪、平民×2、貧民、大貧民でゲームをします。革命などはちょっとややこしいので考慮しません。

  • まずは大富豪の権利です。これは自分以外の全員の手札を見ることができる権利とします。義務はありません。
  • 富豪は貧民、大貧民のすべての手札を見ることができます。義務は大富豪に手札のすべてを見せることです。
  • 平民は権利を持ちません。その代わりに大富豪、富豪にすべての手札を見せる義務があります。
  • 貧民は好きな手札を3枚残し、それ以外のカードを場に開いたままゲームを行います。
  • 大貧民はすべての手札を場に開いたままゲームを行います。

こんな感じでゲームをやってみたらどうなるでしょうか。大富豪はすべての出方を把握できますが、カードの交換がありませんのでもっとも合理的に行動するか、はったりを効かせるしかありません。怖いのは富豪ですが、富豪は平民のカードを把握できませんので、大富豪が自分より強いカードを持っているか否かを的確に判断できません。

平民は貧民と大貧民のカードを見てプレイを行うことになります。

貧民の手札は任意の3枚を手元に残してすべてオープンにします。3枚というのは適当ですので2枚とか4枚のほうがおもしろいかもしれません。場合によっては上位のカードを半分開くですとか、下位のカードを半分開くという強制性があったほうがおもしろいかもしれません。

大貧民はすべてオープンでやることになります。ジョーカー2枚を引き当てると非常におもしろいのではないかと思います。

現実の世界でもJALはつぶれるだろう、という情報を組み立てられた人は信用売りをして一財産築くことができたようですので、情報というのは確かに価値があることであるように思います。同じように時間なども価値がありますので、残り時間で優遇される大富豪というのもよいかもしれません。

ちなみに個人的に通常ルールで一番おもしろくないのは貧民の役であると思っています。

Comment(0)