スーツで働く男性に向けたソックタッチがあっても良いのでは?
スーツの靴下にソックタッチ(靴下止め)を使ってみました。
白元のスーパーソックタッチという商品を購入してみました。ドラッグストアで300円くらいでした。
- 朝から夜まで靴下を一度も直さなくて良い
- 靴下が伸びた状態で固定されるため、足首の部分のシワすらなく見た目がパリっとする
- 満員電車等で「あー右足だけ靴下が下がってるのに直せなくて気持ち悪い」という状態が無くなる
- 歩いている最中に靴下が下がっていくことも無いため、寒い季節は足元が暖かい
- 引っ張り上げる回数が減るのでゴムが長持ちしそう
と、良い事尽くめです。快適です。始める前はめんどくさくなって長続きしないと予想していましたが、うっかり忘れると「しまった。忘れた。」と感じるくらいに手放せなくなってきました。
私がソックタッチを買うに至ったきっかけは電車です。電車に乗ると向かいに座った人の足元に目が行きます。時折パンツの裾から足の地肌がのぞいている人を見かけることがあります。
- スーツの裾から地肌が見えることは良くない
- 人前で靴下を引っ張り上げるのはみっともない(=靴下に手を触れるのは不潔で不快である)
ということを聞いたことがあります。一見相反するように見えるこの2つのことを守るには、ずり下がらない靴下を履くしかありません。私の足は膝に触れるほど長めの靴下を履かない限りは靴下がずり落ちるような性質であるようです。長めの靴下はなかなか売っていない事もありユニクロの靴下を愛用していますが、少し歩くだけでも簡単にずり落ちたりします。
どうしたものかと思っていたところ、男性用のガーターベルトなるものがあることを知りました。というか、ガーターベルトはもともと男性用のものであったようです。男性用のガーターベルトというのは女性用のように腰骨で支えるものではなく、膝に巻いて靴下を支えるような仕組であるようです。
その発祥は1190年と古いが、もともと男性用から出てきています。
現在のようにインナー用ではなく、ズボンの上から靴下止めを付け、ニーソックスのような長い靴下を釣り上げていました。
18世紀になると婦人用ガーターが登場し、現在のガーター、ガーターベルトの形は20世紀になってから作られました。ガーター ~ アパレル用語辞典
http://www.stt-s.com/fukusyokuhin14.html
この男性用ガーターベルトを政治家の麻生太郎氏が愛用しているらしい、という情報を見つけました。真偽が確認できるソースが発見できませんでしたので掲載元のサイトは紹介しませんが、なんでもイギリスのハロッズ百貨店で購入して使っておられるとの事です。
さすがにガーターベルトをするほどの気合はないのですが、日本にはガーターベルトに対抗する強力なツールが存在する事を思い出しました。1972年の発売以来、実に1億3200万本を売り上げたというソックタッチです。ご存じない方のために説明をしますと、主に女子高生が使う靴下用の糊です。足に靴下を貼り付けてしまうことでずり下がりを防止します。
そのような商品の背景を考えると購入がためらわれるのですが、スポーツに使用する強力タイプのソックタッチがある事を知り、それならば男性が買うのもおかしくないかな、という気持ちで購入に至りました。確かにサッカーやテニスでは短パンにハイソックスという服装をすることがあります。靴下を止めるためのゴムバンドが使用されることが多いと思いますが、確かにソックタッチを使うと洗濯の手間も省けて良いかもしれません。(あのゴムバンドはスポーツ中なら気になりませんが日常生活では締め付けがきつそうです)
難点があるとすると、塗っているところを見られるのが恥ずかしいというところと、スネ毛が濃い人の場合きれいに塗れるかどうかわからないというところです。ちなみに私はスネ毛が薄いので全然問題ありませんでした。ひょっとすると靴下がすべりやすいのはスネ毛が薄いせいで、スネ毛が濃い人はひっかかりやすいのかもしれません。
スーツで働く男性用にソックタッチを販売されたらおもしろいのではないかと思います。靴下が下がって困っている人もいると思いますし、足首にシワを作らないというこざっぱりさを追求したいという人もいそうです。メンズ化粧品も数多く発売されていますので、店舗での陳列の場所にも困らないでしょう。容器は質実剛健な感じ(使う前にポンプしたり、ノックしたりして「ガシュガシュ」音をさせて使うようなイメージ)のほうが楽しそうです。
スネ毛対策も考えた上でどこか商品化していただけないでしょうか。
be-STF(白元のソックタッチのサイト)http://www.be-stf.com/lineup/socktouch/35th_anniversary.html