選挙公報のフォントはゴシックが多い
うちに選挙公報が届けられました。
内容を一通り読んだ後に全体を見渡して気づきました。
大きな文字は圧倒的にゴシック体で書かれています。
中でも氏名と政党名はゴシック派が圧倒。
一番に主張したい政策もゴシックが多かったです。
フォントについてはそこまで詳しくないのですが、
デザイン系の仕事をやる人はやはりフォント名まで把握しておられます。
選挙公報見て「モリサワの新丸ゴだ」とか言えるとかっこいいと思います。
ゴシック体にもいろいろあります。
大きく分けてゴシック(角ばったゴシック)と丸ゴシックがあります。
丸ゴシックは企業の情報システムでは
よくみかけるものなのですが、選挙公報では
それほど多用されていないように思います。
丸みがあると力強さにかけるような印象があるからでしょうか。
また、ゴシック体でも太いものが多いように感じました。
氏名にはこれ以上太くすると読みづらくなるという寸前の
極太のものも使われていました。
太いゴシック体というと、学生運動のゲバ字を想像します。
ある程度以上太くすると急激にゲバ字っぽさが増しますので
選挙公報に使うにはその手前を狙うと良さそうです。
もちろん、敢えてゲバ字を使うのもありかと思います。
※ こちらのフォントはゲバ字フォントというものです。
残念ながら50音と少しの漢字くらいしか存在しないようです。
あとは新聞の見出しのような黒地に白抜きの文字もあります。
選挙公報に掲載されるときに、誰が同じページになるかわかりません。
もし同じページ内に黒地に白抜きを使う人がいなければ
とても目立つと思いますが、1ページにいくつもあるとゴチャゴチャします。
フォントの話をしてきましたが、写真にも触れてみたいと思います。
写真の背景は極力明るい色が良いようです。
濃い色だと遺影のように見えてしまいます。
服装は濃い目の色がクッキリしてよさそうです。
ケネディとニクソンが大統領を争ってテレビ演説をした際、
ニクソンが着用した薄いグレイのスーツは背景に溶け込んで
印象を薄くしたといわれます。(当時は白黒テレビです)
一方ケネディは濃い紺色のスーツだったので
くっきり存在感があったそうです。
そのせいか、カラーテレビのハイビジョン化が進む現在に至るまで
大統領選では紺スーツに赤系のネクタイが人気ですね。
それほど選挙公報を熟読してしまうくらい今日は平和な一日でした。
閉鎖空間ができるんじゃないかというほど何もせずに家にいました。
最後に1つ選挙とは全然関係ない話を。
キーボードの動作確認をするときは適当にパチパチやるのではなく、
The quick brown fox jumps over the lazy dog.
と入力するとかっこ良いです。
なんじゃそら、と思った人はWindowsをお使いであれば
コントロールパネルのフォントからどれかを選んで
開いてみるとThe quick~というのが表示されます。
なぜかというとすべてのアルファベットが1回以上登場するからです。
そのようにアルファベットをすべて使い切って作る文の中でも
短くて覚えやすい文章なのでした。