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お子さんがiPadに夢中でお困りのパパ・ママ必見 〜世界が認めたウェアラブルおもちゃ「Moff」(モフ)とは?〜

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Moff(モフ)の公式サイトはこちらです: http://www.moff.mobi/


子供には、画面に向かって遊ぶよりも、もっと活動的に、想像豊かに、人とコミュニケーションをとりながら遊んで欲しいんですよね。 

家族や友達同士が集まっても、画面(スマホ・ゲーム)に向かって指をイジイジするっておかしくないすか?という問題提起です。

 

そんな想いから開発された日本発のおもちゃが今、米国で大反響を呼んでいます。

 

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アップルが産んだ今世紀最大の発明の1つ、iPad。

 

その魔力を感じるのが、まだ2〜3歳の子供でも、サクサクと操作に慣れて、ゲームやら写真やらをどんどん使いこなしてしまうその姿。こちら側も、そんな風にiPadを使って楽しそうにしている子供を見ていると、嬉しくなってついつい、新しいゲームをダウンロードしてあげてしまうもの。それを使って、益々子供がiPadに夢中に・・・

 

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ところが、日が経過するにつれて、

「本当にiPadにばっかり熱中させてしまっていいものか?」

「もっと、ブロックとかボールとかがあるんだし、そっちでも遊んで欲しい」

「折角子供と一緒に居る時間、こっちと一緒に 遊んでくれたら」 

ということが気になり始め、

「iPadの画面にばかり夢中になるのは、何か教育的にマズいのでは?」

という不安すら感じ始めてしまいます。

 

と、そこに彗星のように登場し、アメリカで現在話題沸騰になっているのが、「Moff」という「ウェアラブルおもちゃ」。 

アメリカで最も権威あるIT系ニュースサイト「TechCrunch」や「USAトウディ」などでも取り上げられ、話題となっている、日本発のおもちゃです。

そこで本記事では、この「Moff」というおもちゃが一体どういうものなのか?何がそんなにウケているのか?についてご紹介します。 

本記事の構成です【読了3分】

1.Moffが解決してくれる「iPad」との付き合い方

2.米国での大反響

3.入手方法

4.MoffにまつわるFAQ

 

それでは、本編です。

 

1.Moffが解決してくれる「iPad」との付き合い方

Moffというおもちゃそのものは、至ってシンプル。

 

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Moffを手首に巻いて、子供がちゃんばらなどで手を動かすと、その動きに連動して、iPadやiPhoneから様々な音が出ます。

 

たったこれだけの仕組みなのですが、実際にこれを装着した子供達は、もう夢中になって遊び始めます。

 

例えば、シンプルなおもちゃの剣も、Moffを装着して遊び始めれば、剣を子供が振り下ろすたびに、振り回すたびに、まるで映画の効果音のように、絶妙に連動した音が鳴り響きます。

 

そして、それだけで、子供は目を輝かせて、親に飛びかかってきます(涙)。

 

もう、すっかりおもちゃの剣などには飽きてしまっていたはずの子供も、Moffに取り付けられた高精度のセンサーによってシンクロするリアルな音によって、夢中になって剣を振り回し、楽しそうに熱中。

普通の玩具とは違って、振り回す速度だったり、振り方によって音にニュアンスがつけられるので、剣をゆっくり回すとそっとした音が、そして思い切り振る下ろすと、豪快な音が鳴り響き、まるで実際のヒーローになったかのような気持ちになります。 

こうすることで子供たちは、iPadの画面から目を離し、リアルなおもちゃ、それも本当にありきたりなおもちゃを手に取り、親と楽しそうに絡んだり、友達同士で想像力を膨らませながら、夢中で遊ぶようになります。

 

Moff_sosaMoffのアプリの操作画面:様々な音が選択可能

これ以外にも、Moffには「ギター」「ピアノ」「木琴」「変身音」「忍者」「ゴルフ」「テニス」・・・などなど、様々な音のバリエーションがあり、開発チームによると、音の組み合わせによって、例えば子供たちはこんな遊び方をするそうです:

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Moffの音の種類に応じた遊び方の例 

さらに、今後のソフトウェアのバージョンアップによって、どんどん音が増える予定です。版権の問題が解決すれば、あの有名映画の、あの音も・・・

 

そして、音のバリエーションの進化もさることながら、このおもちゃを試してみると、子供たちは「あんな使い方もある」「こういうふうにもできる」というように、どんどんとイマジネーションをふくらませて、色々な遊び方にチャレンジしようとするそうです。

 

音やバリエーションが増えるとともに、子どもたちにはどんどん、遊び方そのものを考えるというイマジネーションが膨らむおもちゃになっていく、という点が、単なる音の出るおもちゃと違う、Moffならではの、本当の魅力かもしれません。

Moffの公式紹介動画

Moffの開発者である高萩さん自身も、小さなお子さんをひとり持つパパ。

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「子供には、画面に向かって遊ぶよりも、もっと活動的に、想像豊かに、人とコミュニケーションをとりながら遊んで欲しいんですよね。

家族や友達同士が集まっても、画面(スマホ・ゲーム)に向かって指をイジイジするっておかしくないすか?という問題提起です。」 

記事冒頭のこの想いから、試行錯誤を重ね、多くのお子さんに試しながら、このおもちゃの開発に至ったそうです。 

カラダを使った、エコで、想像力豊かな遊びを

これが、Moffが掲げるビジョンです。 

2.米国での大反響

このMoff、米国でクラウドファンディング(※)が開始となった3月10日(月)から、大反響を呼んでいます。

※クラウドファンディングとは、新しい製品が世の中に出ることを応援し、予約購入のように申込をすることで、その数が一定目標数に達すると、実際に製品の生産が開始し、申込をした人の手元に製品が届く仕組みのことを指します。

 

ベンチャー企業であるMoffは、この製品を日本のみならず全世界で役立つ製品にしたいという想いから、米国で最新の製品が発表される、「キックスターター」というクラウドファンディングサイトを使って、購入希望者を募り始めました。

 

そして、このサイトにMoffが登場したところ、なんと目標の申込にわずか2日で到達してしまい、現在も申込がグイグイと加速しています。

 

これと前後するタイミングで、米国で最も権威あるIT情報サイト「TechCrunch」でも、発売を開始したばかりのベンチャーとしては、異例の記事掲載。

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「Tech Crunch」の米国サイトは、掲載されたベンチャーがその後、数億・数十億円規模の資金調達を達成するなど、有力製品・有力サービスの宝庫とされています。

 

そして、一般にも有名な「USAトゥデイ」でも掲載されるなど、反響の連鎖はとどまるところを知りません。また、反響はもはや日本と米国の域を越えており、イギリス、フランス、ドイツ、オランダ、中国、韓国など、世界各国からの予約注文やメディア掲載が広がっています。

 

3月上旬に米国テキサスで開催されたSXSWという、IT・エンターテイメントの世界最大のイベントにもMoffは参加していたのですが、製品を手にとってデモを試した来場者からは、

 

「これはうちの子供が好きだ!」

「甥っ子にお土産に買ってあげたい」

「もうおもちゃ買わなくて済むわね」

 

という反響が相次いだそうです。

 

3.Moffの入手方法 

2014年7月3日より、アマゾンで販売予約が開始されました!

詳細・購入は下記URLより

http://amzn.to/1vArER9

4.Moffに関するFAQ

最後に、今回のMoffに関してよくある質問などについて、Moffの高萩さんたちのチームより、下記の通りとりまとめて頂きましたので、ご紹介します。

 

Q:何歳くらいまで楽しめるおもちゃですか?
A:10歳くらいまでなら、十分に楽しめます。Moffは、様々な音が用意され、加速度センサーによる動きの違いによって音程などが変化します。
子供の持つ想像力によって、年齢に応じた様々な活用が可能なため、普通の音がでるおもちゃと違い、幅広い年齢層により、違った楽しみ方ができるのが特長です。実際に、まずは子供でなく自分が遊びたいというパパ・ママの声も頂いております。

 

Q:Moffは現在のところ、どんな端末で利用可能ですか?
A:iPhone、およびiPadにて利用することが可能です。現在のところ、Androidには未対応なのですが、ご要望多数ですので、近い将来にAndroid版のアプリを開発予定です。

Q:2台のMoffを使うには、iPadやiPhone側も2台必要ですか?

A:現在のところ、必要です。ですが今後、1台のiPadやiPhoneにて、複数台のMoffを同時に使えるよう、アプリ開発を行う見通しです。

  

Q:Moffというのは、どういう会社が作っているのですか?

A:本記事中にも登場する高萩氏を中心として設立されたベンチャー企業「株式会社Moff」が企画・生産を行っています。

 

Q:これ以外の質問は、どこに問い合わせを行えばいいですか?

A:以下のメールアドレスまで、お問い合わせください。

「pubアットマークmoff.mobi」

※スパムメールなどを防ぐために、上記のような記載にしております。「アットマーク」の部分を「@」 に置き換えて、メールをお願いいたします。

 

スマホやiPadなどと、子供とのよりよい関係を模索するお父さん・お母さんに、このMoffがどのように役立つのか、その試行錯誤に一つ参加してみてはいかがでしょうか?

 

それでは

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