「疑惑の銃弾」事件とまったく逆の展開を迎えるであろう「大相撲八百長問題」
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「疑惑の銃弾」に端を発したマスメディアの報道内容について三浦元被告が起した裁判は600以上、その勝率は6割を超えていた…というような話しがあったように思います。
この事件は、三浦元被告の経歴などからどんどん報道がエスカレートしてしまった典型と考えられますが、ここ最近大きな話題となっている相撲の八百長疑惑について、「疑惑の銃弾」と逆の展開として、この事件どうなるのだろう?と思うところがあります。
相撲の八百長疑惑については、これまで何回も週刊誌などで取り上げられており、その中には裁判に発展、裁判に負けた出版社が賠償金を支払っている事例もあります。
特筆すべきは、「週刊現代」が19年2月から3週にわたり「横綱朝青龍の八百長を告発する」などの題名で連載した特集記事について名誉毀損で訴えた日本相撲協会と力士合計30名の原告の中に今回八百長関与を認めた竹縄親方と豊桜も原告団に名を連ねていたこと。
今回の携帯電話のメールという相撲協会としても言い逃れが出来ない証拠が押さえられてしまったこの八百長問題、こういった以前の指摘に対して反論していた事についてもその信憑性が失われてしまうという最悪の状態になった訳です。
春場所の中止や、それ以降の開催についても微妙なところ…というような報道がいまこの原稿を書いている横でテレビのニュースでも流れていますが、協会の収入という観点からもこれだけ甚大な影響を与える事だけに、これまでの言い訳・反論も必死だった訳だよな…とこちらも突っ込んでみたくなりつつ、原子力発電所は絶対安全だ!という主張も無理あったな~~といろいろな記憶がぐるぐるとしていた日曜の夜更けだったのでした。
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