日本の政治家安田講堂に集めて『ハーバード白熱教室』やってみたら楽しそうだｗ
ここ最近本屋さんが店頭平積みで売り出し中の書籍と言うと、「もしドラ」と「ニーチェの言葉」ってところでしょうか？
こちらの平積みスペースをじわじわ浸食しつつある書籍でマイケル・サンデル氏の
というのがあったりしますが、
中身を知らずに最初このタイトルだけ見たときは、「正義」なんて単語をタイトルに用いるなんてかなり胡散臭いな～と勝手に判断してました（苦笑）
最近ほんとテレビを見ていない自分が、たまたまNHK教育テレビの『ハーバード白熱教室』最終回を見たというのもほんと凄い偶然な気がしますが、これ見いろいろ検索するうちにて「あぁそういう方面のお話でしたか！」って合点がいったのでした。
この番組やはり相当に選ばれたエリート集団向けの講義なので、わたしのような基礎知識の欠落した人間がただテレビを眺めて勉強になることなど無いのかもしれませんが、政治哲学の世界においての「正義」という言葉の重要性とその強さにやはり驚きつつ、国や地方を動かす、政治家・政党が選挙の時に掲げる「公約」も当然大事ではあるのですが、どういう政治手法に影響を受けている人物なのか、またどういう倫理・道徳観を持った人なのかも非常に重要だと改めて考えさせられました。
自分が生まれてからの日本の総理大臣の略歴を見てみるとこんな感じ、いろいろ感じるところはありますが、細かいところは今回は触れずにｗ
- 佐藤榮作：東京帝国大学法学部法律学科（独法）卒業 運輸官僚
- 田中角榮：中央工学校卒業：会社社長
- 三木武夫：明治大学法学部卒業：環境庁長官
- 福田赳夫：東京帝国大学法学部卒業：大蔵官僚
- 大平正芳：東京商科大学卒業：大蔵官僚
- 鈴木善幸：水産講習所卒業：漁協役員
- 中曾根康弘：東京帝国大学法学部政治学科卒業：内務官僚
- 竹下登：早稲田大学商学部卒業：中学校教師：島根県議会議員
- 宇野宗佑：神戸商業大学中退：滋賀県議会議員
- 海部俊樹：早稲田大学第二法学部卒業：議員秘書
- 宮澤喜一：東京帝国大法学部政治学科卒業：大蔵官僚
- 細川護熙：上智大学法学部卒業：朝日新聞記者：熊本県知事
- 羽田孜：成城大学経済学部経営学科卒業：小田急バス社員
- 村山富市：明治大学専門部政治経済科卒業：大分県議会議員
- 橋本龍太郎：慶應義塾大学法学部政治学科卒業：呉羽紡績社員
- 小渕恵三：早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了：会社役員
- 森喜朗：早稲田大学第二商学部卒業：日本工業新聞記者
- 小泉純一郎：慶應義塾大学経済学部卒業：議員秘書
- 安倍晋三：成蹊大学法学部政治学科卒業：神戸製鋼所社員
- 福田康夫：早稲田大学政治経済学部経済学科卒業：丸善石油社員
- 麻生太郎：学習院大学政治経済学部政治学科卒業：麻生セメント社長
- 鳩山由紀夫：東京大学：スタンフォード大学大学院：東京工業大学助手：専修大学経営学部助教授：新党さきがけ代表幹事
- 菅直人：：東京工業大学理学部応用物理学科卒業：弁理士
出典：wikipedia.org 内閣総理大臣の一覧
マニフェストって言葉が選挙の時にやたらと出てくるようになった背景もなんか広告代理店の臭いがしつつも
公約を守らなくても大したことではないという方に始まり、
マニフェスト（政治公約）を国民に見える形での反省や総括もない状態で大幅変更するとか…
たまたま最近見た本の中で、大平正芳氏の「新権力論」という小論文の存在を知ったのですけど、こうなってくると、やはりまず基本は政治家個々人の背景をよく知るところに立ち返る必要をなんとなく感じるのでした。
そうそう、今日冒頭で紹介した『ハーバード白熱教室』8月には東京大学 大学総合教育研究センターやＮＨＫの招きで、このハーバードの授業を東大の安田講堂でやるらしいですが、菅直人総理大臣と谷垣禎一自民党総裁との討論番組とかも臨時で組んでもらえないですかね…あ、そうか2人とか言わず、日本の政治家を安田講堂に集めて、『ハーバード白熱教室』やってもらえばいいのかｗ
マイケル・サンデル氏はコミュニタリアニズムの代表的論者ということで、外国人参政権の問題とかでも幅広い議論が展開できるでしょうし、NHKがニコ生とか、Ust使う訳ないですけど、多言語翻訳してNHKオンデマンドで販売すればそれなりに売上げ貢献しないですかね？
大相撲中継できずにNHK困ってるみたいだしってそれは関係ないかｗ
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