Movable Typeと暑い季節の関係
Movable Type 4.2がリリースされたこともあり、昨日開催されたMovable Type Deverloper Conferenceは多くの方が参加され、無事に終了でき、感謝しています。参加された方ならびに、事務局のみなさま、おつかれさまでした。
当日の様子は、Ustream.tvにあるビデオクリップで、その一部を見れたり、たとえば小粋空間さんのように参加された方のブログに随時アップされていくことでしょう。楽しみにしてください。
さて、Movable Typeの重要なリリースは、この暑い時期に集中しているんですよね。ということで、自分なりに俯瞰しつつ、整理してみました。
「Movable Type 3」は、2004年7月に「Developer Edition日本語版」としてリリースされています。機能強化と不具合の修正を重ね、約1年後の2005年9月には「Movable Type 3.2」が、そして2006年6月には「Movable Type 3.3」がリリースされています。
3.2では当時話題になっていたコメントスパムへの対策が施され(開発コード名がSpamFighterでしたね。)、3.3ではサイドバー部分の情報をブログパーツ化して管理できるウィジェット機能や、ブログのテーマを簡単に切り替えられるStyleCatcher機能が搭載されるなど、「ブログ機能」が充実していったといえます。
「Movable Type 4」は、2007年8月に「ウェブページ」や「フォルダ」に代表される「CMS機能」を満載したパブリッシング・プラットフォームとしてリリースされています。公開キューやmemcachedへの対応、その後リリースされた4.1と、大規模なウェブサイト全体を運用管理できる機能が充実してきたといえます。
先週リリースされた「Movable Type 4.2」は、「ブログ」「CMS」の基本の柱に、「コミュニティ」という新しい柱が加わり、「ソーシャル・パブリッシング・プラットフォーム」として進化してきています。これは単なるテンプレートデザインが変わったというものではなく、OpenIDのサポートを含め、より多くの方がストレスが少なく参加できる「ソーシャルネットワーキング」構築のためのものといえます。従来からの「ブログ」や「CMS 」についてもコードリファクタリングによる最適化が進められています。
The Next Social Networks Will Be Powered By WordPress and Movable Typeという記事もアップされるように、注目されていますし、まだまだ進化していく余地はありますね。
個人的には、入社時に想像していた世界が実現されたことに、感動しています。