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政治家の鞍替えと転職の共通点

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先日衆議院が解散となり、選挙関連の報道が多くなりました。その中で、最近多く見るのが政治家の鞍替え。

前回の衆議院選のときに政党から支援をもらって当選したとか、資金援助を受けていたのに、風向きが変わったら(本人はそう言いませんが)所属する党を鞍替えするケースが良く見られます。

本人からすれば、崇高な理由があるかと思うけど、傍からみれば当選しやすそうな党に乗り換えて、生き残りを図ろうとするものに見えます。

組織に所属して働くビジネスマンも同じようなところがあります。それが転職です。ビジネスマンも転職という形で所属する組織を変え、自分の待遇・環境を変えようとします。

しかし、待遇改善のような短期的な目的の為に転職する人に限り、今までの経験や実績があまり見えないということ。また、そのような人に限って、大企業など他人受けする組織を希望するように見えます。

今の社会、どのような巨大組織に所属しても、その組織が永久に存続するとは限らない。そのため、一人ひとりが自分の強みを知り、それを伸ばすことで、組織に依存しないでも生きてゆけるようにしなければならない。

ビジネス書には良く書かれていることで、政治の世界であっても同じことがいえると思います。

どこの党で当選したとか、補助金云々の話はともかくとして、国の政治を担う(担い続けたい)のであれば、もっと確固たる思いを持ち、組織に依存しないでも活躍できる政治家が出て欲しいものです。

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