白物家電にスマホは必要か？

最近、冷蔵庫や洗濯機とスマホをつなげられるものが出てきました。確かに、メーカーのＨＰを見ると、スマホとつなげると便利なように思えてしまいますが、よくよく考えると本当に必要なのか？と思ってしまいます。

冷蔵庫は食料を保存するもの。洗濯機は衣類を洗うもの。それ以上のそれ以下でもありません。一昔前は、食品をおいしく保存できるようになりましたとか、きれいに洗えるようになりましたなど、白物家電本来の目的を深く追求することで進化をしてきました。

しかし、それが白物家電がより便利に使う為にスマホとつなぎましょう！！といっても、といわれても何かぴんと来ない。水を使い且つ両手がふさがることが多い洗濯や炊事の際に、スマホを持ち歩きエコの情報や料理のレシピを見たいか？と思ってしまいます。

さらに、スマホとつなげられるようになった新製品なので、その分お値段も据え置き又は高くなりますといわれても、さらにぴんと来ない。

他社と差別化するために、付加機能を高めるという考えは間違っていないと思います。しかし、白物家電本体の目的を追求するということでなく、スマホを持ち使いこなせないと機能を発揮できない付加価値というのは、本当に消費者が求めているものかと考えてしまいます。

旧来日本メーカーは、良いものを作れば売れるというポリシーのものヒット作を作ってきました。確かに物がない時代はそれで売れていたと思います。スマホと連動する家電は、このポリシーから生まれた製品なのかと思ってしまいます。