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数秒と1ステップの違いが顧客の満足度を変える

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お盆の時期夏季休暇をいただき、その間子供と過ごしていました。

休み中スマホ(Android2.3.4/IS11s)で子供の写真をよく撮っていましたが、自分のスマホはロック状態から起動するまで3ステップ(ロック解除⇒パスコード入力⇒カメラアプリ起動)かかり、且つアプリを起動してから写真を撮れるようになるまで数秒かかります。そのため、写真が撮れる様になったときには、既に子供は動いてしまっているということが良くありました。

そんな中、たまたまスマホが近くになかったので、昔使っていたipod touch(第三世代/iOS5)で写真を撮ろうとしたら、2ステップ(ロック解除⇒カメラアプリ起動)且つAndroidよりも早い起動時間でカメラが使えるようになっていたことに驚きました。

では、Androidが使い物にならないかというとそういうわけではありません。画質もきれいですし、スマホのカメラ機能と考えれば十分実用に耐えられるものです。きっと、Androidだけ使っていたら、こんなものだと思い特に気にせず使っていたと思います。しかし、この1ステップ・数秒の差は使用者にとってとても大きいものに感じました。

この数秒・1ステップを縮める為にどれだけの開発工数がかかるかはわかりません。(発売時期はスマホもipod touchも同じぐらいですが)また、どこまでやれば製品として合格を出すかは、各メーカーの判断であるといえます。

たがが数秒・たかが1ステップですが、小さい差が満足度の大きな差につながることを改めて感じました。

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