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プロフェッショナルに共通するもの

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最近、とても素晴らしい料理を出す板前の方の話を聞く機会がありました。その方は、お客様に最高の料理を出すことが目的だと話されていました。最高の素材を使い、最高の仕事をするため予約は13組に限定しています。料理に合った酒を供するため、本人は全くお酒が飲めないのに、試飲(テイスティングだけして吐き出す方法)を続けているそうです。それだけの努力の結果、最高の料理とお酒を出せるようになっていますし、実際にその方の料理や勧めるお酒も素晴らしいものでした。

私はIT系の仕事をしているので料理の世界はわかりません。しかし、お客様に最高のサービスを提供すること、そのための努力を惜しまない所などは、分野が違えど学べるところは多くあります。

料理界とIT業界観点からみれば全く異なる業界といえます。しかしプロフェッショナルというくくりで見れば、料理界もIT業界も変わりません。どちらも共通することは、最高のサービスを提供すること、そのための努力を怠らないこと。

本来お客様からお金をもらってサービスを提供する時点で、プロフェッショナルになります。その意味では、ビジネスパーソンは全員プロフェッショナルといえます。しかし、すべての人が同じ志を持ち、努力をしているかというと違うような気がします。

どのような志を持ち努力をするかはその人個人のことなので強制することはできません。それだからこそ、本当のプロフェッショナルを見ると、自ら本当のプロフェッショナルに近づくことが必要だと感じています。

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