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ポーターの書籍が平積みされていた

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先日昼休みに会社近くの丸善お茶の水店に入ったところ、入口近くのビジネス書コーナーにポーターの「競争の戦略」「競争優位の戦略」の2種類が平積みされ、そして「競争の戦略」は4冊も積まれていた。

ご存知の方も多いと思いますが、これらポーターの著書の内容はマーケティングでは良く引用される教科書的なもの。しかし、それぞれ6000円、8000円近くする為、飛ぶように売れるものではないと思われる。

最近、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」のブームで、ドラッカーなど少し古いが名著と呼ばれるもののブームが起きています。ほかの本屋でもドラッカーのコーナーはよく作られていますが、ポーターは初めて見ました。

売上という意味では、ポーターではなく多分他の本を置いた方が売上は上がると思いますが、そこにポーターの書籍を2種類も置いたこの書店の心意気。売り上げは少し落ちても良い本を紹介したいという想いが伝わりました。

私はこの本屋であればよいビジネス書が置いてあると思い、別の本ですが思わず1冊買ってしまいました。こんな本屋が多くなると、クオリティの高いビジネス書が増えるのでしょう。

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