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通信教育もWeb中心へ

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数年前から通信教育でもWebの活用が活発になっていましたが、昨年までは社会人向け資格教育ではまだまだDVDなどが中心でした。しかし今年に入ってから、どの教育会社もWebでの受講が中心となり、逆にDVD等の教材はオプションとなったところが増えてきました。

これには、インターネット環境の問題だけでなく、配信技術や著作権管理、さらにはユーザインターフェース等の改善が寄与していると思います。確かに、ADSL環境で使ってみてもストレスなく、かつDVDよりも便利に学習できるため、今後はさらに普及するのではと思います。また、Webでの配信内容も、DVDだけでなく、メモリスティックでの配布など、さまざまなオプションも増えています。

Webでの受講の一番良いところは、止めたところからどんな場所からでも自由に再開できること、そして一覧かされたメニューから聞きたい講義を選択できること、また資料等もPDFで用意されている場合には、何も持たずに受講できることなど、これまでもちょっと不便なところを解消しているところです。2-3社で確認したところどこも同じようなサービスのようです。またマイページなどで、メモをとったりQ&Aも参照できるところなども魅力的です。

e-Learingはいろいろと課題もあり、普及が進みませんでしたが、これから2-3年でこの領域も大きく変わっていくのではと思います。とくに不況で資格取得のための学習や自己啓発がはやっているので、教育会社は子供向け以外もかなり成長し、ITを含めた新しい形態が普及するのではと感じています。

そうなると、後は講師の質だったり、教材・カリキュラムだったり、という教育の本質的な部分での差別化がより重要になっていくはずです。ハード面だけでなく、ソフト面の充実に関してのより一層の投資が進めばと期待します(ちなみにいくつか受講してみていますが、講師の質はあまり良くないというのが現状だと感じています、このことに関んしては後日)。

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