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可視化(見える化)は万能か?

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「見える化」が流行っています(遠藤さんの本はきちんと読んでいませんので、この投稿は他の記事や、様々な人が使っている「見える化」だという前提で読んでいただければと思います)。

何にでもこの「見える化(私は可視化と言いますが)」に当てはめてみる会社が増えていますし、会社の方針として現在抱えている問題に対してこの「見える化」を行うことが解決策だと唄っている企業もあります。

さて、「見える化」は万能なのでしょうか?確かに認識を行うための技術としては「見える化」は重要ですし、かなりの力を示します。そもそもの起こりであるトヨタの生産ライン、さらにはコンサルタントがよく現状分析などで「可視化」のテクニックを駆使し、効果を挙げています。

しかし、その一方で「見える化」を行うためには、単純に方法を指示してインプットすることで「見える化」できる対象と、そもそも対象の「理解」が「見える化」の前提になるものがあることを理解する必要があると思います。

例えば、現状分析、方針、要件、戦略などは、その対象を理解し、把握した上で表現技術として「見える化」を行いますし、生産ラインでは発生している事象を単純にある仕組みに載せて認知させることを行うため、同じ「見える化」という言葉でも異なる内容になります。

従って、現状分析や要件定義などで、単純に「見える化」を行うことで改善は見込まれず、そのためにはまずきちんとした分析能力や要件定義能力をつけることが必要になります。

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