オルタナティブ・ブログ > IT業界のマーケティングを問う >

戦略、プロモ、広報など実務から見たマーケティングをお話します

資格は品質の向上にはつながらない

»

世の中にはいろいろな資格が存在します。公的な資格、企業が提供する資格など、検索をしてみると信じられないほど多くのものが提供されています。その中の免許に相当する”持っていないと、当該行為ができないもの”以外のものにどれだけの価値があるのか考えてみたいと思います。

資格を取らなくでも、実際の行為はできると言う前提であれば、資格自体は重要な意味を持ちません。しかし、そのような状況でも資格が重宝されることはいわゆる”お墨付き”としての意味合いが大きいと言えます。誰でもできるということは、最終的な品質、信頼に関して基準が無く、結果として購入する側からの的確な判断が難しくなります。そのため、一定の基準を設けて、品質・レベル・信頼などを担保することで資格制度が成立します。

しかし、よく考えてみると、資格制度では最小限の知識や技能の確認はされますが、一つ一つの物事に対する作業結果(品質)の担保は行われていません。また、資格を取ることでも作業品質の向上につながるものは少ないことも事実です。

そう考えてみると、資格は一種のバロメータや、悩んだ時の補足評価事項、実際には資格に関係なく、実際の仕事で判断するほうが適切と言えると思います。資格万能主義という考え方もありますが、実際には資格で仕事の内容が決まるのではないということも常に頭の片隅に置いておく必要があると思います。


キーワード記事*

品質管理資格

Comment(5)

コメント

こんにちは。ごぶさたしています。
おっしゃるとおり、ですね。
あくまで自分の能力向上を目的に、就職転職でもアピールの武器にならないわけではありませんが、医者や弁護士、ふぐ調理士のような業務上有資格者じゃないとビジネスできない資格じゃない限り、ひけらかさないほうがいいように思いマス。

確かに目安だとは思います。
しかし、それに向かって奮励・努力することは、個人の資質の向上につながるだけでなく、人格形成にも関わってくると私は信じます。
未知への探究心を「ひけらかす」云々の言葉で茶化すことは、するべきでないと思います。

河原田学也さん、
「言葉」について不快にさせたようでしたらごめんなさい。
面接とか面談しているとまず資格取得状況をとにかくアピールする人がいるので、少し大げさでくだけた表現だったかも知れません・・・
(つるたさん、自ブログじゃないのに勝手にコメントつなげてすみません) 拝

祐実

こんにちは。
資格という言い方に抵抗があると言えば、鶴田さんの論に同意します。
人間は可塑的な生物です。
社会の枠組の中に定義されている「資格」の向こうにある個人個人の潜在能力を見極め能力もまた上に立つ者として必要であると思われます。

mohno

モーツァルトやピカソに「資格」と言っても笑われるだけでしょうが、タイトルには大いに違和感を感じますね。
「資格を持っていなくても、いい仕事をする人はいる」ことと「資格が品質と無関係」は別では? 資格にもレベルがあるわけですし。

コメントを投稿する