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戦略、プロモ、広報など実務から見たマーケティングをお話します

初めて仕事についたら

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4月始めということで、テレビでは一通り新入社員や入社式の話題が終わり、職場でも配属された新人が挨拶にきたり、見よう見まねで仕事を始めていたりする会社も多いと思います。

まだ、転職や独立が一般的ではなかったころには、会社に入ったときの目標が「社長になる」であるとか、「この会社のトップエンジニアになる」といった、会社への帰属を暗黙のルールとした将来目標が多かったと思います。また、同時に将来は独立だとか転職だとか言えるような雰囲気でもなかったと思います。

最近自分自身が企業に属していないこと、そして何よりも新入社員とお話する機会も歳とともに減ってきているため、最近はどうなのでしょうか?自分が現時点で設定しているキャリアパスを明確に言葉にして伝えたりするのが一般的になっていたりするのでしょうか。

明確な目標やキャリアパスを設定して、計画的にかつ精力的に邁進することは否定しません。しかし、その一方で社会に出てみると、いろいろなことが想像していたことと違うと思います。「こんな仕事をしたい」、「こういう風に働きたい」といった幻想はかなえられることは少ないですし、ましてや思い通りの環境など存在しえません。

しかし、キャリアパスにこだわっていても仕方がないと思います。はじめの数年(個人的には5年)でどんな仕事であっても「こいつはできる」と周りから評価されることが重要で、そのためには、「こんな仕事をしたい」、「こういう風に働きたい」を一度封印して、修行だと思って目の前の仕事から学べるものを学び取っていくべきだと思います。

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