職人技とITの共存
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Foresightの12月号に「機会と人が磨きぬく一品受注のプロペラ -造船ニッポン「最強から最高へ」の転舵③」という記事が載っています。
造船業は、船を作っているxx造船が中心的存在で、かつ様々な表舞台では造船会社が取り扱われます。その裏で、ナガシマプロペラという「固定ピッチプロペラ」で国内シェア80%、世界シェア30%を占める企業で、その技術力は高く評価されています。
特に興味をもったことは、俗人的ノウハウ(職人技)と最先端の技術(ITを含む)がそれぞれの活躍の場で活かされていて、非常に高いレベルの技術(ノウハウ)のクラスターを会社の中で形成していることです。
IT関係の仕事をしていますので、ITがどのように活用できるかを常に考えていますが、その逆で、ITの中でノウハウや職人技をどう活かすか、そういう考えが競合を寄せ付けない力を生むと認識させられました。単に、職人の技をITに置き換えた会社は、実際のところ長期的には成功していません。職人技も進化していくものなので、最善の策は職人を助けるITを上手く構築することにあるのでは、と記事を見て感じました。
皆様も参考までに目を通されてはと思います。
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