役職と人格は別物
あまり根に持たないたちなのですが、ふと思い出したことで、今でも腹がたつことがありますので、そのお話を投稿してみたいと思います。
お手伝いしていたプロジェクトで、実質上の推進役を担っていた時期があります。その時に、プロジェクトの飲み会で発注先企業の役員の方に紹介されました。紹介していただいた方が、役員に対して私がIBMやらアクセンチュアやらで経験を積んできたこと、その知識がとても役にたっていることを中心に紹介したため、その方のプライドに触ってしまったのだと思います。いきない「僕はIBMもアクセンチュアもたいしたことはないと思っている。IBMは営業しかできない会社で、システム構築の力は無い。アクセンチュアも理屈だけで実行能力は無い。IBMだろがアクセンチュアだとうがへりくだることは無い」とおっしゃいました。一時一句覚えているほど、私個人としては腹の立つ内容でした。腹が立っても別に何の行動を起こすわけでもないですが、2度とその人の関係する仕事だけは引き受けようとは思いません。
怒りの原因としては、まず第一に、「そう思っている本人の組織ははっきり言って素人レベルの人材だけの集まりであり、会社として力が無かった」ことが上げられます。2つめとしては、部下に対して伝えたかった言葉かもしれませんが、「プロジェクトをサポートしてもらっている人に対して、言う言葉ではなかった」ことだからです。そして3つ目は、「社会人としての常識が無い人の仕事手伝っている自分自身に対しての怒り」です。
大手企業になればなるほど、役職者と人格は一致しないことが多いようです。社内の評価が高いことで役職者になるため、外部に対して常識が働かない人が何故か顧客やパートナーに対する責任者となっているためだと思います。
自戒の念も含め、「仕事は人間関係→人格が人間関係を作る」という普遍の原理を肝に銘じて、お客さまやパートナーと接していきたと思います。