商売の本質を季語に惑わされずに考える
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昨晩、新しい会社(というかコンソーシアム)の立上げのため、会食をしていました。事業に関しては、いずれ正式に立ち上がった時にご紹介します。
ご一緒にお食事をさせていただいていたのは、某社(こちらも会社設立以後にご紹介ですね)の社長で、消費財大手でブランド・マネジャーをなさったあとに、某外資系大手戦略ファームにいらっしゃったという方で、私と経歴は似ているのですが、やはり消費財を専門とされているので、毎回いろいろと示唆にとんだお話を伺います。
今回は最後の一言で「昔から駄菓子やさんがやっていたこととCRMは変わりない。規模とシステムを使っただけのこと」という発現が妙に印象に残りました。
まさにそのとおりで、商売の知恵というものは、商売をまじめにやっているところから生まれてくるものです。その知恵と本質的に同じコンセプトが、方法論やらシステムやらに後押しをされ、季語になった瞬間に企業が踊らされている感があります。
同じことで、専門特化やユニークネス、スペシャリティーなどによる差別化戦略がもてはやされますが、地域レベルでは、伝統工芸、名産品、こだわりのxxxというもので昔から脈々と続いているものです。
地道に行っている商売、なくなりそうでなくならない商売の本質の部分が活きていれば、そこにはニーズに関するヒントがあるはずです。システムやら方法論と関係なく、本質的なものを追求することが重要なのではと思います。マーケティング2.0やらなんやらありますが、所詮は本質論では無いと思います。言葉に惑わされずに、商売の本質を考えると、案外当たり前のマーケティングの方法をきちんと行うことで、商売繁盛につながるのではと思います。
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