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本を読んで得られること

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仕事柄もあり、また個人的な志向としてもビジネス書を大量に読み、その内容を知識として蓄積します。最近は、ものすごい勢いでビジネス書が出版されますので、出たものを全部網羅することは不可能です。そのため取捨選択をしながら、役に立つものをピックアップして読もうとしています。

長い間大量の本に接していて感じることは、基本知識の本は、形を変え品を変え反復的に世に向けて出版されているということで。一冊一冊に微妙な違いはあり、個人の経験を活かしてありますが、基本的には同じ内容を記述しているものが多いです。特に、この手のもので多いのは戦略的思考本、ビジネス戦略本です。一度棚卸をして、戦略的思考本の活用を戦略的に考える本なんてのを書いてみようとも思ったりします。

もう一つ、よく見えない反復パターンははやりものといわれるものです。インターネット関係はそんな中でも顕著なもので、その時々で扱う題材は、ブロードバンド、サーチエンジン、WEB2.0等々季語に応じて変化します。しかし、内容を紐解くと、数種類の論理構成があり、それを現状に当てはめて解説しているだけです。季語をはずして本質論で本にすると、ほぼ原稿用紙10枚程度に収まる内容のものが殆どです。こちらも簡易書評・論点評価で各書の価値をまとめて、個々一年の本の書評などを作ってみようかとも思います。

皆様も本を買われることも多いと思いますが、まずは同様のサブジェクトの本を数冊まとめて購入されて、源流になっている論理を確認されるべきだと思います。本から得ることのできる知識量は限界がありますが、本から学ぶべき思考方法に関しては(反面教師を含め)習得できると思います。

と言っている私は活字中毒なので今日も本を読み続けますが…

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