テレワークモードにおける「3密」
最近世間で言われている「3密」を引合に、テレワークモードにおける仕事の仕方における「3密」を考えています。
・情報連携は「通常以上に密に」、必要なタイミングで報連相する意識を欠かさないこと
・WEB会議は、対面のような「雰囲気の共有ができない」分、資料やプレゼン内容の「密」を濃くする(濃い=時間的には効率的になるはず)
・マネジメント側は「密に」進捗や品質のチェックを普段以上にしつこくチェックするように
テレワークモード=通常とは各メンバー間の「距離」が遠くなるということです。
普段は同じプロジェクトスペースで机を並べて作業する状況がそうでなくなったとき、周囲の関係者が今何をやっているか、何か困っていないか、次に何をやる予定か、の確認がしづらくなります。なので、今どうしてる?という連携は自然に「密」となりますはずです。
WEB会議においては、別エントリでもポイントを解説したように、自然と効率を追求するようになるに加えて、メッセージを伝えたい相手にWEB上で共有している「資料」と「プレゼンテーション」内容で確実に会議目的を達成したいとなりますので、自然にそれぞれのメッセージは「密」になっていきます。そうできないと、会議後に「同じ場所で執務していない」環境では、確認やフォローがしづらいからです。
管理者側については、個々の「作業環境が見えない」以上、或る程度各個の作業計画や目標遵守意識を信じるしかありません。しかし環境が環境なので、必ず目標未達が普段以上に起きるとリスク管理をすべきです。よって、進捗状況や品質のチェックはより「密に」行う必要があると思います。基本は、月次・週次の管理が重要ですが、日次の管理についてはテレワークモードならではの工夫が必要には感じています(別エントリで共有します)。
まとめると、
「資料や会議でのプレゼンテーションのメッセージの密度を上げる」
「受け身にならず常に密に状況を確認すべく、上司ないし作業責任者や主幹者から密にコミュニケーションを心がける」
ということになるかと思います。テレワークモードは「個人の作業に集中できる」というメリットを感じる一方で「正しくない方向に作業が向かっても周囲が気付けず軌道修正できない」デメリットがあります。管理者はここをしっかり監視すること、各作業者はそうなるリスクを理解してセルフチェックや会話しやすい周囲の仲間と適度な頻度でクロスチェックをすること、がとても重要だと思います。
まだ発表になっていませんが、予見として、テレワークモードは5/6で完全解除になる雰囲気では今のところありません。5月末か6月末くらいまではレベル感が多少緩和されることはあっても、しばらく延長になる可能性が高そうです。我々はテレワークモードの継続を前提に、自分たちの仕事環境や雇用機会・家族との触れ合いをしっかり考えて、この危機を乗り切っていくことが大事と思っています。私もいろいろ考えていきたいし、みなさんに意見を発信していきたいと思っております。